～グループ企業とかありますがグループ会社からグループ会社への転職ってありえますか？？

転籍はめずらしいことではありません。 別法人にはなっていても、親会社が子会社をすべて支配しているのがふつうであり、部署ごとに独立させた法人にしているだけのことです。だから出向、転籍はしょっちゅうです。 親会社で役職定年になっても子会社の役員として就任するということもよくあります。これは、要するに役職定年の年齢になっても役職を与えるということなのです。親会社だけだと、役職定年になったら役員にならない限り、平にしないといけなくなります。でも、平にはしたくない、というときに、子会社の役員として赴任させるわけです。 子会社を作る意義はほかにもあります。社員の待遇を親会社よりワンランク落とすことができます。別法人だから可能です。 人員の出向、転籍もしょっちゅうできます。だから、仮にグループ会社のなかで、ある年齢層が皆無の場合でも、別のグループ会社から出向させて補充することが可能になるわけです。 だから、グループ会社は別法人の顔をしていても、一体のようなものです。 ということを考えると、あるグループ会社を退職して別のグループ会社に転職しようとしても、履歴書から前職は分かるわけであり、当然問い合わせもすることでしょう。問い合わせをしなくても、一度退職した人間はまた退職していくものであるというレッテルは貼られて見られます。別法人であっても、同じようなものですから。 受からないと断言はしませんが、採用される可能性はきわめて低いのではないかというのが私の考えです。