自衛隊事務職

ご質問の趣旨からすると、自衛官で事務をする場合ではなく、事務官として自衛隊の部隊等に勤務する場合のことかと思います。 防衛省の事務官募集パンフレットによれば、基本的には次の業務に従事することになっています。 ・総務 ( 庶務、文書、統計、図書等 ) ・人事 ( 人事、募集、給与、教育、厚生、共済等 )、 ・経理 ( 予算、決算、調達、補給管理、出納等 ) 等 また、技術系の採用もあり、その場合は、次のような仕事になります。 【電気・電子】 戦闘車両、艦船、航空機等の電子機器の点検、整備等 レーダーや無線機器等の電子機器の契約、原価計算等 電子機器のプログラミング等 自衛隊施設等の建設に必要な電気・通信設備工事の設計・監督・検査等 【土木】 飛行場、港湾、道路、燃料タンク等の施設の建設に必要な土木工事の設計・監督・検査等 河川の改修、道路等の整備に関する地方公共団体等への補助金等の交付に関する審査等 【機械】 戦闘車両、艦船、航空機等の点検、整備等 戦闘車両、艦船、航空機、ミサイル等の契約、原価計算等 自衛隊施設等の建設に必要な空調、衛生、昇降機等の機械設備工事の設計・監督・検査等 【建築】 庁舎、格納庫、整備工場、通信施設等の施設の建設に必要な建築工事の設計・監督・検査等 学校、病院等の施設の防音工事に関する地方公共団体等への補助金等の交付に関する審査等 上記の事務と技術系は、人事院が行う国家公務員試験から採用されますが、防衛省独自で国際関係と語学職員の採用も行われています。 国際関係の場合は、情報本部において国際関係、地域情勢（政治、経済、外交、文化、民族問題、最新技術等）、軍事情勢等の収集・分析等の業務に従事します。 語学職の場合は、在日米軍との折衝、会議での通訳、海外資料の翻訳、自衛官等に対する語学教育、装備品の輸入に関わる業務等に従事します。 参考：http://www.mod.go.jp/j/saiyou/ippan_jimu/pdf/pamphlet.pdf