数十分だましだまし溶接していると、症状が出にくくなるようで、原因が掴めず困っております。 パワーケーブルや電源線をなるべく真っ直ぐに伸ばしてみたり、コレットやボディをスチールウールで磨いたり、内部エアブローなど色々やっているのですがあまり効果は無いようです。 もう一台のダイヘンAVP300は同じように使用していますが、問題なく使用できています。 溶接電源内部の異常なのか、原因など思い当たる方おられましたら、ご教示頂けますと助かります。 症状詳細 交流溶接 反復あり パルスなし 初期電流150A 溶接電流80A セリタン2.4mm60度研磨 ガスレンズ使用 Ar10L クリーニング標準 初期電流から溶接電流になって10秒くらいでパッとアークが切れます。 もう一度トーチSWを押すと初期電流から始まります。 高周波ギャップの調整不良でしょうか? よろしくお願いします。
交流で溶接中のことでしたら「高周波」を疑いたいですね。 高周波発生装置の放電電極の表面が酸化して汚れていると高周波のパワーが弱くなるし、稀に飛び損なうことがあります。 スタート時の高周波と違って交流アークの再点弧に使う高周波放電は、1回飛び損なってもアーク切れにつながります。 2回折り(合計4枚)したぐらいの厚さにしたザラ紙を放電ギャップに差し込んでゴシゴシしてください、これで治ることが多いです。 なお「高周波ギャップの調整不良」の言葉から、過去にギャップ調整されたことがあるようですが、ここは結構微妙なところで「広げすぎても狭すぎても」良いことと悪いことが同居します。 今回は「もしかして広げ過ぎでは?」という私のヤマカンと霊感が働きかけています。 交流でアークを飛ばしながら放電状態を観察してください、チリチリチリチリと弱い放電が続けば正解ですが、アークスタートを良くするためにギャップを広げすぎていると、チリチリチリチリが飛びにくくなります。 ギャップを磨く時に「ちょっとだけ狭く」した方が良いと思います。
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