結局どうなのか教えてください。 今、長野県の普通科高校02年です。 学校の偏差値は55～57です。 新幹線の運転士は大卒でなければなれないという話を聞いて、大学進学を視野にこの学校に入学しました。

結論からいえば、大卒でも運転士になれるチャンスはあるというのが正解です。 JR東日本では、ポテンシャル採用（本社採用）とプロフェッショナル採用（支社採用）があります。ポテ採は、大卒及び院卒です。プロ採は大卒・高専卒枠と高卒枠があります。 高卒ですと駅員・乗務員候補の採用はどんな高校でも関係ないですが、基本は指定校制と考えてください。 大卒・高専卒ですと学部学科で採用の系統が変わってきます。基本的に運輸車両系での採用は工学部機械工学科が中心になります。電気系学科でも少数いますが少ないと思ってください。では、なぜ機械工学科かといえば、運転士になる際に車両について勉強しますので、機械工学系が優先されるからです。 電気系の学科ですと基本は設備部門の電気系採用、土木建築学科ですと設備部門の保線や土木、建築系での採用になります。表向きは、乗務員試験は誰でも受けられますが、電気系採用や保線・土木・建築系からの応募は事実上出来ないと思ってください。当然ながら、文系では運輸車両系での採用はほとんどありませんから、文系からの乗務員は難しいです。 なお、大卒ですとぽポテ採では研修期間を除き、車掌1年、運転士1年程度で支社や本社に上がります。プロ採でも合計で5年程度で支社に上がります。高卒ですと合計で10年程度で支社や現場の管理部門に上がります。 運転士を長くやりたいなら高卒での入社をお勧めしますが、どの道、支社に上がります。 鉄道好きの人に多いのですが、「一生運転士を希望」ということは事実上不可能ですのでそのつもりで。