セブンイレブンでバイトしている知人から、8時間の勤務時間で15分の休憩しか与られず、品出し等の作業時間に一時間程度のサービス残業が課せられている、との話を聞きました。労働基準法では6時

コンビニエンスストアは、セブンに限らず違法の宝庫です。今年、労働局が行った調査では、金沢で９６％、東京（王子）で９７％という高い比率で労基法の違反が見つかっています。 金沢では「本部も含めて指導していく」といった声明を出していますが、本部側は「従業員の雇用は本部ではなく、フランチャイズ店舗に責任が有る」として、知らんふりを決め込んでいます。 休憩も、少人数のシフトを組まざるを得ない事から、法令上の休憩の要件を満たしません。労基署のガイドブックなどで、例としてよくあげられるのが、休憩時間中の電話番です。当然、電話の有る無しに関わらず、電話に出る可能性があれば、休憩時間には相当しません。 コンビニでは、表向き休憩時間は「自己申告制」になっていますが、事実上は経営者に「勝手に休憩にされる」違法性が非常に強いものです。 コンビニは、全国チェーンの看板を掲げていますが、実態は看板を借りている中小企業ですから、違法はやり放題ですし、本部も事実上黙認です。 指導より、コンビニ被害者が立ち上がって、店舗に対し未払い賃金の請求を行うしか方法は無いでしょう。その上で、債務名義を得て、本部の口座を「第三債務者」として押さえるしか有りません。私の場合は６００万円程度の不払いでしたが、本部には殆ど意味の無い金額でしょう。しかし、１店舗の数名、そして多くの店舗で立ち上がれば数千億円にはなるでしょうから、本部も大打撃となるので、少しは改善するかもしれません。