中学生の男子です。 私は将来防衛省で働きたいと思っているのですが、あまり防衛省について詳しくないので、いくつか教えていただきたい事があります。 1 高校は普通の高校で良いのですか？

一応、長くなりますが全部に答えます。 1 高校は普通の高校で良いのですか？ 何か特別な高校へ進学する必要がありますか？ 普通でいいですが、採用コースの選択肢を広げる意味では賢い高校に越したことはありません。 2 特に勉強したほうがいい科目はありますか？ また何ですか？ 文系なら国語社会、理系なら数学理科です。文系理系に共通しているのは英語ですから、まだ決まってないなら、まずは英語ですかね。 3 防衛省ではどのような仕事がありますか？ 防衛省で働く人は、みな自衛隊員です。自衛隊員になるには仕事により大きく3つの採用コースがあります。 ①事務官の隊員となるコース。これは、仕事としては、防衛政策の企画立案や実施を行います。更に2つのコースに分かれます。 どちらかというと企画立案メインで、防衛省本省メインで働き、たまに防衛省の地方組織で働く「国家総合」コースと、どちらかというと実施メインで、地方組織で働き、防衛省本省で働く事もある「国家一般」コースがあります。 ②技官の隊員。仕事は、防衛技術の研究開発(潜水艦の開発とか)や技術政策、また基地のライフライン維持の技術員等です。開発や政策メインの「国家総合」と技術事務メインの「国家一般」コースがあります。 事務官も技官も、「総合」は超難関で東大京大早慶レベル、「一般」は中堅～難関大学レベルです。技官は、別に技術員の現地採用コースがあり、地域に特化しますが、それは難易度は高くないですが、採用条件ごとに、それを満たす資格が必要です。また研究メインの研究職というのもあります。 ③自衛官の隊員。仕事は防衛行政(企画・実施)、技術開発、部隊勤務です。 つまり事務官や技官の隊員とともに働く事もあれば、部隊で勤務する(これが自衛隊のイメージですね)事もあります。 部隊では指揮官として率い、防衛省本省などでは防衛行政の企画立案や技術開発を行う「幹部候補生」コース、部隊のメイン戦力(軍曹)となり防衛力の中核をなしたり、事務や技術部門で働くこともある「曹候補生」コース、部隊の一般隊員(いわゆる兵士)として数年働き、その後民間企業に就職を斡旋してもらうか、選考によりそのまま防衛省に残り、曹や幹部を目指す「自衛官候補生」コースがあります。 「幹部候補生は」難関大学レベル、「曹候補生」は高卒～一般大学レベル、「自衛官候補生」は一般高卒レベルです。 4 他に何か重要な事があったら教えて下さい ③自衛官コースの場合は学力だけでなく、健康(体力ではありません。怪我や病気でないこと)が厳しく確認されるので、健康には気をつけて下さい。事務官や技官の隊員はそこまで厳しくはチェックされません。 追加でご質問があれば仰って下さい。