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介護保険事務

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介護保険制度のもとで介護サービスを提供した会社や施設は、サービス料金の1割を利用者から、残り9割を自治体から介護報酬として受け取る。その「介護報酬請求事務」などの事務処理にあたるのが、介護保険事務の仕事。

介護福祉の現場では、直接的な介護サービス以外の事務作業量も意外に多いが、介護職だけではその事務処理にまで手が回らないため、介護保険に関する専門的知識をもつ事務職が求められている。資格は特に必要ないが、介護保険制度の基本的な仕組みや給付管理業務、請求実務の知識と実務能力が求められる仕事なので、民間団体が認定する介護事務資格を取得しておくと有利。

職場となるのは在宅介護サービス会社や介護施設、病院などで、職場によっては、介護報酬請求事務だけでなく、売上の集計・管理や受付業務なども担当する。介護保険事務が正しく処理されなければ、介護サービス会社や施設は保険収入が得られない。介護福祉の現場を専門的な事務能力で支える存在といえる。

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