転職活動3つの方法・やり方を完全ガイド!おすすめの転職サイトと進め方、年代別で求められるものとは
更新日:2024年9月26日
転職活動3つの方法・やり方を完全ガイド!おすすめの転職サイトと進め方、年代別で求められるものとは
初めての転職を考えている方は、そもそもどのような転職活動の方法があるのか疑問に思うでしょう。代表的な転職活動の方法は3つあり、それぞれメリットやデメリットが異なります。
転職活動を成功させるためには、ポイントを踏まえた事前準備が欠かせません。また、初めての転職活動に不安を感じている方や、サポートを受けながら転職活動を進めたい方には、転職エージェントの活用がおすすめです。
この記事では、転職活動の方法やおすすめの転職サイト、転職に求められる年代別のポイントなどを詳しく解説します。
記事後半では、転職を成功させるために知っておきたいポイント5選も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
こんなページもオススメ!
転職活動の方法は大きく分けて3種類ある
一般的な転職活動の方法は、大きく分けて以下の3種類です。
- 転職エージェント
- スカウトサービス
- 直接応募型転職サイト
それぞれの転職活動の方法によって、特徴やメリット・デメリットに違いがあります。3種類の方法についてまとめた以下の表をもとに、詳しくチェックしていきましょう。
種類 | 転職エージェント | スカウトサービス | 直接応募型転職サイト |
---|---|---|---|
特徴 |
|
|
|
メリット |
|
|
|
デメリット |
|
|
|
こんな人におすすめ |
|
|
|
代表的なサービス |
|
|
|
転職活動の方法1:転職エージェント
転職活動の方法の1つ目は、「転職エージェント」の活用です。転職エージェントを利用すると、「キャリアアドバイザー」の支援を受けながら転職活動を進めていけます。
転職エージェントを利用した場合の転職の流れは、以下のようになります。
- 転職エージェントのサイトに登録する
- キャリアアドバイザーとの面談やカウンセリングを行う
- 面談やカウンセリングの結果を踏まえて転職希望先の企業を選ぶ
- キャリアアドバイザーによる書類添削や面接対策を受ける
- 企業の面接を受ける
- 内定/キャリアアドバイザーから退職のアドバイスをもらう
何より特徴的なのは、担当のキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めていく点でしょう。自らの希望・スキル・経歴などを考慮し、一緒に理想の転職先を見つけることが可能です。
サポートを受けながら転職活動をしたい方や、一人での転職活動に不安がある方、働きながら転職活動をしたい方などが転職エージェントの利用に向いています。
以下のリンクから、自分の志向に合わせた転職エージェントを探すことができます。
転職活動の方法2:スカウトサービス
転職活動の方法の2つ目は、「スカウトサービス」です。スカウトサービスとは、サイトに登録した経歴や実績をもとに、企業からスカウト・オファーを受ける転職方法を指します。
スカウトサービスを利用した場合の転職の流れは、以下のとおりです。
- スカウトサービスのサイトに登録する
- 経歴や実績を細かく登録する
- 企業や企業の提携エージェントからスカウト・オファーのメールが届く
- (提携エージェントからのスカウトの場合)提携エージェントの面談を受ける
- 企業の面接を受ける
- 内定
サイトに経歴や実績を登録しておけば、自らアクションを起こさなくても企業から連絡がくる可能性があります。しかし、企業に「この人の話を聞いてみたい」と思わせるだけの経歴や実績、自己PRなどが登録されていなければ、面接につなげることはできません。
したがって、今の会社で着実に実績を積み重ねたうえで転職を希望する方に、スカウトサービスは適しているでしょう。また、今の自分の市場価値を確かめながら転職活動をしたい方にも、スカウトサービスの利用が向いています。
主なスカウトサービスは、以下のとおりです。
【ハイクラス層(現職の年収が500万円以上)】
- ビズリーチ
- iX転職 など
【一般層】
- dodaスカウトサービス
- 転職ドラフト など
転職活動の方法3:直接応募型転職サイト
転職活動の方法の3つ目は、「直接応募型転職サイト」の活用です。直接応募型の転職サイトでは、サイトに掲載されている求人のなかから転職希望先を選び、自分で応募します。
直接応募型の転職サイトを利用した場合、転職の流れは以下のようになります。
- 直接応募型の転職サイトに登録する
- 掲載されている情報の中から転職希望先の企業を選ぶ
- 応募に必要な書類を作成する
- 応募する
- 企業の面接を受ける
- 内定
一般的な就活と同様に、すべて自分で転職活動を進めていきます。1つの求人にたくさんの求職者が応募するため、他の求職者との違いをいかにアピールできるかが重要となるでしょう。
直接応募型の転職サイトの利用が向いている方としては、自分のペースで自由に転職活動をしたい方や、行きたい業界や企業がすでに明確な方が挙げられます。
主な直接応募型転職サイトは、以下のとおりです。
- doda求人情報サービス
- リクナビNEXT など
その他にも、直接応募はできないですが、様々な求人サービスの求人票をまとめて検索できる求人検索エンジン「スタンバイ」などもあるため、ぜひご活用ください。
【年代別】転職で求められるもの
年代によって、転職で求められるポイントは異なります。転職活動を成功させるためには、自分に求められているものは何かを理解しておくことが、特に大切です。
以下では、20代・30代・40代の年代別に、転職で求められるポイントについて解説します。
20代の転職はポテンシャルが求められる
20代の転職では、経験や実績よりもポテンシャル(潜在能力)を求められることが多い傾向にあります。そのため、ポテンシャルがあると判断されれば、異業種でも転職成功の可能性が高まるでしょう。
20代の方が転職を成功させるためには、「今持っているスキル」や「仕事で任されてきたこと」を説明できることが重要です。また、退職理由や志望理由、長く勤める意志など、転職希望先の担当者が納得できるように面接の準備もしておきましょう。
30代の転職は会社の即戦力になることが求められる
30代の転職は、20代の転職のようにポテンシャルが重視されるのではなく、即戦力としてすぐに会社に貢献できるかが判断されます。実務経験や実績、専門知識に加え、今後会社を引っ張っていくために必要なマネジメントスキルや、リーダーシップなども重視されるでしょう。
30代で転職を成功させるには、これまでの実績やマネジメントの経験などを具体的に説明できるよう、準備しておくことがポイントです。
40代以上の転職は選択肢が少なくなるので転職サービスの利用は必須
40代以上の転職は、20代・30代の転職と比べると条件が厳しくなります。選択肢が狭まり応募先が見つかりにくくなるため、転職を支援してくれるサービスの利用は必須です。
また、複数の転職サービスの情報を逐一チェックしておくことも、40代の方が転職を成功させるポイントとなります。
転職を成功させるために知っておきたいポイント5選
転職を成功させるには、以下のポイントを意識することが大事です。
- 転職活動は働きながら行うのが良い
- 現職の状況を考え、無理のないスケジュールを組む
- 履歴書・職務経歴書の作成に注力する
- 自己分析・企業分析を十分に行ない、ミスマッチをなくす
- 転職に関するチェックリストを作成・利用する
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
転職活動は働きながら行う
基本的に、転職活動は働きながら行う方が多いでしょう。ただし、在職しながら転職活動を進めるのにはいくつかデメリットも考えられます。
働きながら転職活動を行うメリット・デメリットをまとめると、以下のとおりです。
- メリット
-
- 仕事と転職活動を同時並行するため多忙になる
- 転職活動が長引いた場合は退職したくてもできない状況が続く
- デメリット
-
- 仕事と転職活動を同時並行するため多忙になる
- 転職活動が長引いた場合は退職したくてもできない状況が続く
メリットとデメリットを比較しながら、自分に合った転職活動のスタイルを考えてみてください。
上記のデメリットが気にならない方や、どちらにするか迷っている方は、働きながら転職活動を行うとよいでしょう。
現職の状況を考えながら無理のないスケジュールを組む
転職活動は、開始から入社まで平均3ヵ月~6ヵ月ほどかかるため、現職の状況を考慮しながら無理のないスケジュールを組むことが大切です。
詳しいスケジュールの組み方は、以下の記事を参考にしてください。
自己分析・企業分析をしてミスマッチをなくす
自分が理想とする企業で働くために、自己分析や企業分析は欠かせません。
自己分析には、キャリアアドバイザーからの助言やインターネット上の診断サービスなどを活用し、自分の強みや弱み、行動特性などを見つけましょう。一方の企業分析には、企業の四季報や公式ホームページ、または「転職会議」などの企業の口コミ・評判サイトが役立ちます。
自己分析と企業分析を通して、自分の働き方にマッチする会社を見つけましょう。
履歴書・職務経歴書の作成に注力する
履歴書や職務経歴書の作成は、転職活動をするうえで重要です。採用側が最初に目にする履歴書・職務経歴書の完成度が低ければ、面接のステップには進めません。
自分だけで作成することも可能ですが、書類選考の通過率を上げるためには、キャリアアドバイザーからアドバイスを受けるのがおすすめです。
転職エージェントに登録すれば、豊富な知識や経験のあるキャリアアドバイザーから作成書類へのアドバイス・フィードバックをもらえます。
以下の記事を参考に、履歴書や職務経歴書の作成方法を理解しておきましょう。
転職に関するチェック項目を作成・利用する
転職活動では、いつまでに何をすべきかを把握し、長期的な見通しを持っておくことが大切です。準備すべきことや必要書類の抜け漏れを防ぐ意味でも、転職に関するチェックリストを活用するとよいでしょう。
以下は、転職活動用チェック項目の一例です。
転職活動を始める前に、チェック項目のステップ1からステップ5まで目を通し、必要に応じて項目を追加・修正したうえで活用してください。
- ステップ1.転職準備
-
- 転職の目的・理由を棚卸しする
- スケジュールを立てる
- これまでのキャリアを振り返る
- ステップ2. 書類作成
-
- 履歴書を作成する
- 職務経歴書を作成する
- これまでのキャリアを振り返る
- ステップ3. 求人探し・志望企業へ応募
-
- 業界・企業研究をする
- やりたいことの軸を定める
- 求人探しをする
- 志望企業が見つかったら応募する
- ステップ4. 面接対策
-
- 自分の強みや実績・スキルを洗い出す
- 志望動機を整理する
- 企業への質問事項をまとめる
- ステップ5. 内定・退職・入社の準備
-
- 内定通知を確認する
- 退職の交渉を行う
- 業務の引き継ぎを行う
- 入社の準備を整える
まとめ
おもな転職活動の方法には、転職エージェント・スカウトサービス・直接応募型の転職サイトの3種類があります。いずれの転職方法でも、年代別に重視されるポイントを考慮しておくことが大切です。
さらに、無理のないスケジュールの設定や自己分析・企業分析など、転職を成功させるための事前準備も忘れずに行ないましょう。
書類作成や面接対策など、キャリアアドバイザーからサポートを受けたい場合や、働きながら転職活動を進めたい場合は、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職活動の成功を目指し、まずは転職エージェントへ登録してみてはいかがでしょうか。
テキスト:佐々木 美結