商社の人ってよく海外行きますよね。 海外駐在になった場合って、どんな所に住めるんですか？

海外駐在経験者として回答させていただきます。 あまり多くの人々には知られたくないことですが・・・ 宿泊はその土地その国の最高級のホテルです。 これは第一にセキュリティー面、第二に通信含めビジネス環境が 整っている点、第三に現地企業に舐められないようにという見栄。 出張ではなく駐在となり年単位で現地に暮らすことになった場合、 当人の役職にもよりますが、基本的に現地の最高級もしくは それに準じるマンションを会社が契約してくれます。 これは先進国でも途上国でも同様です。 一般的には「サービスアパートメント」と呼ばれる外国人 専用マンションです。 マンション内には住民専用のクリニックやスポーツクラブ、 プールやショッピングセンターが完備されていて、 会話はすべて日本語もしくは英語が通じます。 サービスも一流ホテルと同レベルで、部屋には一般的に ハウスキーピング・サービスが標準で用意されていて、 掃除やベッドメイキングはサービスの範囲内なので、 自分で行う必要はありません。 食事もフルオーダーで専属コックに注文することも可能です。 途上国であれば会社の経費でメイドを雇うこともでき、 メイドには住み込みメイドと派遣メイドがあります。 部屋は一人暮らしでも最低3LDK以上の広さです。 これは外国では私生活においてビジネスパートナーなどを 自宅に招いてホームパーティーを催すことがあり、 あまりに狭く質素な部屋だと、かえって失礼になるからです。 なお、当然ですが賃料や光熱費はすべて会社の経費です。 国によって相当違いますが、だいたい一ヶ月の家賃は 日本円で50万円程度の物件には住めます。 ただし、これを単純に贅沢と考えるのは違います。 セキュリティー、ビジネス対応、安定した電気と通信環境。 すべては駐在員が100%の力を現地で発揮するためのもの。 必要経費ということです。 ■補足への回答 もちろん家族も同じ待遇です。同じ場所に住みますから。 幸せだったことは外国を旅行者としてではなく留学生として でもなく、その国の勤労者として過ごせたことです。その国を 構成する社会の一員となり、経済活動を行い、貢献すること。 これは、旅行や学問をする者とは一線を画す立場となります。 得られるものはとても大きく、また多かったです。 辛かったことは「まともな」日本食が手に入りにくいこと。 調味料も含めてです。僕は和食が好きなので、これは辛かったな。 ほかは辛いことは、ほとんどなかったです。 海外駐在は、大抵の企業では2年以内かと思います。 あまり長く海外に出ていても、本社で出世できなくなりますし。