JR高卒大卒同じ給料

元JR東日本の管理職です、退職して4年目。 年齢給は在ります、それが必ず同じとは限りません、いろんな条件を兼ね合わせて正しい評価をしています。 職群と号俸が有り、「1職群５号俸」とかで、1年間に4号俸づつ上がって行きます。 高卒が1職群5号俸だったとしたら、大卒は1職群21号俸と云う具合です、それは1年間に4号俸上がるから、大学が4年として16号上でなければ年齢給にはならない訳です。 そして、毎年行われる試験があり、二つに分けて職階級試験（職群の試験）と、昇職試験（営業係→車掌試験→運転士試験→主任試験→助役試験→現場長試験、）があります。 試験の答案用紙は密閉して本社に送ってしまうので、支社の人事課も中身を見られません。 資格がなければ出来ない仕事とか（医療関係、医師など）は別の給与表があります。 会社は社員の育成を含めて、社員管理台帳を管理職が付けています、毎日の行動を見ています、３６５日、絶対日記に書いています。 正しく見ていなければ管理職としての品位が問われます、その上の上司が管理職の人の管理台帳を付けていますからいいかげんな事は出来ません。 1人の行動記録は6ケ月で２４事項くらい私は書きました。9月と3月に提出します、でも、毎日良い事をしている訳ではないですから、行動記録を書くのは大変です。 協調性、自己啓発、責任感、業務意欲、などを五段階評価で採点しています。 大きな職場で助役が8人居れば8人が貴方を見ています、それぞれ見方はあるでしょうからその全部を合計した点数を見ます、したがって、誰が見ても優れている人は当然点数が多くなります。 たぶん、試験に付属する内申書があって、この内容を受験者がどのような人か報告しているでしょうね。 追記 大卒でJRに入社するのは超大変です、よほど優れていなければ合格しません。 ＪＲ東日本全体で５０人位と思います。皆んな大卒で頭が良くても、会社は困ります。 頭が良ければ倍の仕事をして、同時に2本の列車を運転すると云うような事は出来ませんから、大卒を大勢雇用する事は出来ないのです。 現在はレベルの高い高卒者を日本中の企業が奪い合っているのです。