JR西日本に就職したいです。 新幹線の運転士がしたいです。車掌でもいいけど。 僕は今中３です。2年生の頃やんちゃしすぎて、今行けそうな高校は市内の底辺私立高校の機械科と公立工業高校

まず最初に、運転士や車掌、駅員といった現場に出て仕事をする人たちのことを「現業運輸職」と呼びます。経験から申しますとＪＲ西日本にかぎらず、高卒鉄道運輸職の採用は、ほぼ100%と言っていいほど全日制の生徒に内定を出しています。つまり、定時制や通信制の学校の生徒には残念ながらどんなに優秀な人材であっても採用しません。なぜかといいますと理由は簡単で、鉄道運輸職の仕事というのは非常にストレスがかかります。また1人で電車を動かすことは出来ないという理由から、団体行動や人との繋がり、体育会系で体力のある人材を求めているのです。また、その人自身に与えられている使命を全うできるかどうかも重要になってきます。このような事を全て勘案した結果、最も良い人材を発掘できるのが全日制の生徒となるわけです。社会の風潮で、特に鉄道会社は定時制や通信制を嫌います。会社見学や採用業務に関して応対するものの、いざ採用するかどうかになると、必ずと言っていいほど不採用になります。 なので絶対に全日制に行って下さい。 ・私立高校の機械科からでも入れるか →全日制の高校であれば、普通科だろうが機械科であろうが土木科であろうが全てのコースで十分チャンスはあります。現に偏差値40以下の全日制高校からも鉄道運輸職で大手私鉄から内定が出ていますので。市内の底辺私立高校の機械科が全日制高校であればそちらに絶対行って下さい。何度も言いますが、高卒で鉄道運輸職目指すのであれば定時制は×です。 ・工業高校の定時制からでも入れるか →高卒枠でなれる確率は1%もありません。無理と言っていいでしょう。 ・大学へ行く必要があるか →これは難しい選択です。最悪、高卒で不採用だった場合に再度運転士を目指すのであれば、大学か専門学校かの二つに進路は分かれます。高卒で落ちれば考える必要もありますが、今は考えなくてもいいでしょう。 ・入社試験はどんなものか →JR系は鉄道会社の中でもトップレベルの難しさです。国数（場合によっては社会や英語もあり）のSPI試験から始まり、クレペリン検査、運転適性検査、身体検査（かなり厳しく検査されます）、小論文、グループディスカッション、そして面接です。 また高卒枠で内定の決め手となる事柄は 、 ①元気で笑顔で明るいかどうか ②学校の遅刻欠席は少ないか（皆勤が望ましいが3日が限度） ③体育会系の部活に入っている（野球、サッカーなど） ④年単位で継続して何かやってきているか（部活やアルバイトなど） ⑤運転適性があるか（クレペリンやその他適性検査） この5つくらいです。内申書（最低でも総合評価で3.5以上あれば可）や鉄道の知識、資格などはほとんど合否に影響しないと言っていいでしょう。なぜなら鉄道会社の現業運輸職は学歴ではなく人柄で選考しているからです。上記に挙げた条件の①、②、④で引っかかるとと採用は厳しくなってきます。（ほぼ不採用） 参考になれば。