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引越作業員

引越作業員

引越作業員になるには

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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒の場合は、高校などを卒業後、運送会社や引越し業者などに採用される。中途採用は、欠員募集など随時行われており、就職の機会は多い。また、アルバイトやパートとして働くことも多い。実際の現場で、荷造りや荷解き、積み込みや積み降ろし、荷物の運搬などの業務を行って、経験を積む。大型の家具やピアノなど特殊な家財の運搬には、熟練と体力が必要になる。運転免許があると有利である。

引越し作業は、通常、複数で行われるため、チーム内での協調性、任された仕事を確実に成し遂げる責任感が求められる。作業員の言葉遣いや作業態度がセールスポイントになっており、接客マナーやサービスマインドなども求められている。

仕事内容

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転居や移転などの時に、家財道具などを運び出し、転居先へ輸送し、再びセッティングをする引越作業を行う。まず、お客からの連絡を受けて担当者が家庭などを訪問したり、インターネットや電話を通して料金の見積もりを行う。仕事の依頼を受けた場合には、引越作業員がチームを組んで、指定された日時に家具などを保護するための資材を用意して訪問する。手分けして、ダンボール箱に詰めた荷物などのほか、たんすやベッドなどの家財道具、テレビや冷蔵庫などの荷造りをして、トラックやコンテナ車に積み込む。衣類や食器などの日用品の梱包をするケースもある。

引越し先では、トラックから荷物を降ろして家の中に運び込み、荷解きをして所定の場所に家具や電化製品を設置する。また、ダンボール箱の中の日用品などを取り出し、梱包を解いてたんすや棚の中に収めたり、クーラーや照明器具の取り付け、テレビのセッティングなどをする場合もある。建物や家財に傷をつけないように、荷物を破損させないように慎重に作業を進め、最後には、梱包に使用したダンボール箱などの資材を片づけて、持ち帰る。事務所の引越のような大規模なものもある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 インターネット、電話、トラック、コンテナ車

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勤務地:

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働き方の特徴

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勤務先は全国にわたる。就業時間は、一般家庭の引越の場合は朝8時ぐらいから夕方の6時ぐらいまでだが、お客のニーズにあわせて日曜日や祝日に引越しをする場合もある。また、事務所の引越の場合は、夜間・休日に実施する場合も多い。繁閑の差が大きく、3月の人事異動シーズンなど、引越しのピーク時には時間外勤務が多くなる。臨時従業員が雇われる場合も多い。

男性の就業者が多いが、食器や衣類の荷造りなどきめ細やかなサービスが求められる場面もあり、女性の作業者もいる。最近では働き方改革や宅配業者のドライバーに対する処遇改善の動きなどから業界全体で人手が不足している。

年収などの統計データ

  • 就業者数

    226,480

    (出典:平成27年国勢調査)

  • 労働時間

    166時間

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 賃金(年収)

    380.1万円

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 年齢

    44.7

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 求人賃金(月額)※1

    22.4万円

    (令和3年度)

  • 有効求人倍率※2

    5.45

    (令和3年度)

  • ※1 ハローワークの無期フルタイム求人の賃金欄の中間値の平均(実数値)
  • ※2 ハローワークの「無期又は4ヶ月以上の雇用期間のあるフルタイム」の求人数を同条件を希望する求職者数で除したもの(実数値)

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