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港湾荷役作業員

港湾荷役作業員

港湾荷役作業員になるには

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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。ハローワークの紹介や求人広告等によって港湾運送会社に就職する。また、港湾関係の教育訓練施設を卒業し、クレーン、フォークリフト、玉掛け、揚貨装置などの必要な資格を取得してから就職する場合もある。機械運転や玉掛けを行う場合には、それぞれの資格が必要となる。

企業によって様々であるが、正社員として採用された場合は、経験や船内荷役作業主任者などの資格取得によって班長、主任等へ昇進するケースもある。体を動かす仕事のため、一定の体力が必要である。また、共同作業での規律を守る協調性、機敏性などが求められる。

仕事内容

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港湾運送事業者に雇用されて、船と港でのコンテナなど荷物の積み卸しや運搬の作業を行う。港湾荷役作業員は、船内荷役(沖荷役)作業員と沿岸荷役作業員などが含まれる。船内荷役の作業では、船舶に乗り込んで荷物の積み卸し作業を行う。10人から20人程度の人数で組を編成して船に乗り込み、デッキマンと呼ばれる作業指示者がウインチ(巻き上げ機)を動かす作業者に合図を送り、船倉に積まれた荷物を吊り上げて、港に降ろす。その時に一般の作業者は、ウインチの吊り具の掛け外し、船倉の奥の荷物を運び出す作業、ワイヤーを巻きつける作業を共同して行う。

沿岸荷役の作業では、岸壁側や埠頭ターミナルで監督の指示を受けながら、岸壁と屋根がついた貨物置場(上屋)や荷さばき地、野積場の間で貨物の運搬や搬出を行う。荷さばき地では、貨物の積み上げと取り崩し、仕分けなどの荷さばき作業を行う。主要港にあるコンテナターミナルや鉱石専用埠頭などでは、大型クレーンを使用した効率的な荷役が行われている。また一部の港では、はしけを使用した荷役(はしけ荷役)や筏(いかだ)による荷役も行われており、就労する港によって作業にかなりの違いがある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 大型クレーン、クレーン、フォークリフト、ウインチ(巻き上げ機)、吊り具、揚貨装置、筏(いかだ)、コンテナ、作業中の護身用品(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

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働き方の特徴

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ほとんどの港において日勤で、日曜日は原則的に作業をしない日となっている。しかし、荷役作業は船舶の入港、貨物の集中度、天候などの影響を受け、かつ、アジア地域の主要港(24時間オープン)との競争が激しくなり、早朝、夜間のゲートオープン時間の拡大が行われている。以前は港湾荷役は人力に頼ることが多く、荷さばきのための時間がかかっていたが、コンテナ化や機械化、大型専用船の導入によって作業の効率化が進んだ。特にコンテナの登場により、荷役効率は飛躍的に向上した。その結果、現在では、少数の熟練した作業員のコンベヤー、フォークリフト、クレーン、揚貨装置等の機械操作による荷役に変わりつつある。

各種機械の導入により作業の軽減化が進み、肉体労働は少なくなり、安全性も向上している。さらに機械化が進むと考えられるため、技術の進歩に対応できる専門知識や技能を持った人材が求められている。

年収などの統計データ

  • 就業者数

    17,170

    (出典:平成27年国勢調査)

  • 労働時間

    157時間

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 賃金(年収)

    556.4万円

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 年齢

    41.8

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 求人賃金(月額)※1

    21.3万円

    (令和3年度)

  • 有効求人倍率※2

    3.3

    (令和3年度)

  • ※1 ハローワークの無期フルタイム求人の賃金欄の中間値の平均(実数値)
  • ※2 ハローワークの「無期又は4ヶ月以上の雇用期間のあるフルタイム」の求人数を同条件を希望する求職者数で除したもの(実数値)

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