もうひとつ、聞きたいことがあります。 第二種製造者は、保安検査員の検査を受けなくてはいけないのでしょうか? 三菱電機のホームページには、「定期自主検査、保安検査」共に不要。と書いてあります。

お疲れ様です。ミスター高圧ガスと申します。 この手の質問は、多分誰も答えないので、直接リクエストしてくださいね。 まずは整理して考えましょうか。 Ｑ１：第二種製造者は、保安検査員の検査を受けなくてはいけないのでしょうか? Ａ１：高圧ガス保安法第３５条第１項に規定されているとおり、保安検査は第一種製造者のうち特定施設のみが対象です。第二種製造者は、もともと保安検査の対象ではありません。高圧ガス保安協会の下記のサイトにも書かれていますね。 http://www.khk.or.jp/activities/inspection_certification/inspection_test/refrig_sefety_inspec.html 以下は推測になりますので、違っていたら「補足」でその旨書いて下さい。 （１）「あなたの担当するビル」の空調システムは、第一種製造者となるような冷凍能力はなく、もともと第二種製造者である。 （２）「あなたの担当するビル」の空調システムは、おそらく第二種製造者としての届出が既に済んでいる。 （３）「あなたの担当するビル」が、静岡県の冷凍設備保安協会の会員になっていて、かつ第一種製造者であるならば、高圧ガス保安協会（実態は静岡県冷凍設備保安協会が高圧ガス保安協会冷凍検査教育事務所を兼ねている）あてに保安検査の申請をすると、そこから高圧ガス保安協会の任命を受けた検査員が保安検査にやってきます。 保安検査とは、冷凍保安規則第４０条第３項に規定されているとおり、都道府県知事に保安検査の申請をするか、冷凍保安規則第４１条第２項で読み替えているように、高圧ガス保安協会で保安検査をして欲しいときは、高圧ガス保安協会あてにまず保安検査の申請をしなければはじまりません。「あなたの担当するビル」から高圧ガス保安協会あてに保安検査の申請をしないことには、高圧ガス保安協会（静岡県の冷凍設備保安協会）の検査員が保安検査のために勝手にやってくることはありません。 （４）しかしながら「あなたの担当するビル」が第一種製造者でもなくて、「あなたの担当するビル」に静岡県の冷凍設備保安協会の検査員がやってきたのであるならば、それは保安検査ではなく「施設検査」と称して、「あなたの担当するビル」が技術上の基準に適合しているかの検査にやってくるのです。これは、法定の検査ではなく、位置づけとしては静岡県の冷凍設備保安協会の会員になっているので、そのサービスの一環としてやってきているということになります。来てもらうのがいやであれば、単純に会員をやめればいいだけのことです。 ここまで「あなたが担当するビル」という意味がよくわかりませんが、あなたはどこかのビルメンテナンス会社の社員で、「○○空調サービス」と「××建物管理」というような会社に所属しているのでしょう？ そうならば、空調関連を取り扱うのであれば、高圧ガス保安法の届出、検査関係の基礎知識くらい身につけておかないとつとまりませんよ。この前も言ったように、冷凍関係の一番簡単な「第三種冷凍機械責任者」くらいの資格は、取っておくべきですね。 それから静岡県冷凍設備保安協会の検査員で、問題のある人がいたみたいですね。辞めさせられたと聞きましたが・・・。今回の件は、その人のことでしょうかね。