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情報工学研究者

情報工学研究者

情報工学研究者になるには

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入職にあたって必要な資格はないが、高度な専門的知識が求められるため、大学の理工学部や情報科学に関する学部を卒業した後に、大学院の修士課程や博士課程で学んでから就職するケースがほとんどである。

公的な研究機関や民間の研究機関で研究をする場合には、公務員試験や採用試験を受けて研究職として採用され、担当分野について専門的に研究を行う。キャリアを積むにしたがって、研究責任者や管理職へと昇進する場合もある。入職後は研究成果を学会などで発表し、評価されることが求められる。最新の専門知識を得たり、海外との情報交換を行うために、特に英語の語学力は不可欠である。日進月歩で技術革新が進む分野であり、常識にとらわれず、独創性のある問題解決策を生み出すための想像力が求められる。

仕事内容

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コンピュータや情報機器等に関する研究を行う。(大学教員については「大学・短期大学教員」を参照。)研究の分野は、大きく分けて、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク等に分かれる。
ハードウェアの分野では、コンピュータをより便利に、より早い計算ができるようにするためのハードウェアの設計方法や既存機器の改良方法の開発などを行う。信頼性の高い新しいLSI(大規模集積回路)開発などを行うこともある。
ソフトウェアの分野では、高性能のソフトウェアの開発、既存のプログラミング言語の改良、新しいソフトウェア開発法の考案などの研究を行う。
ネットワークの分野では、効率的なネットワークを構築するための設計、セキュリティを確保するための既存のネットワーク環境の改良、無線を使用したネットワーク装置の開発などの研究を行う。
その他の分野では、信号、音声や画像などの情報伝達方法、ナビゲーションシステム、AI(人工知能)に関する技術的研究などを行う。得られた知見は論文や報告書にまとめて発表したり、商品やサービスの開発、改良等に役立てる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 文書作成ソフト(Word、一太郎等)、表計算ソフト(Excel、スプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、プログラミング言語(C言語、JAVA、Python、Ruby等)、パソコン

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勤務地:

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働き方の特徴

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主な就職先として、公的及び民間の研究機関、ハードウェア、ソフトウェア、セキュリティ、システム開発などを行う民間企業がある。就業者は男性の比率が高い。
労働条件は勤務先の規定による。週休2日制が標準で、フレックスタイム制や裁量労働制をとっている場合が多い。研究の進捗状況によっては泊り込みで実験を行ったり、自宅で論文をまとめるなど、比較的個人の裁量に任されていることもある。情報工学を取り巻く環境は日々進化しており、高度情報化社会に対応していくために、新しい技術を開発する需要は今後も増大していくと考えられる。

年収などの統計データ

  • 就業者数

    108,870

    (出典:平成27年国勢調査)

  • 労働時間

    164時間

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 賃金(年収)

    713.6万円

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 年齢

    41.3

    (出典:令和3年賃金構造基本統計調査)

  • 求人賃金(月額)※1

    26.9万円

    (令和3年度)

  • 有効求人倍率※2

    0.28

    (令和3年度)

  • ※1 ハローワークの無期フルタイム求人の賃金欄の中間値の平均(実数値)
  • ※2 ハローワークの「無期又は4ヶ月以上の雇用期間のあるフルタイム」の求人数を同条件を希望する求職者数で除したもの(実数値)

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