簿記3級の仕分けの問題で ｢広告宣伝費の前払額は3800円である。」とあって、 答えは｢前払広告宣伝費3800／広告…

Question

簿記3級の仕分けの問題で
｢広告宣伝費の前払額は3800円である。」とあって、
答えは｢前払広告宣伝費3800／広告宣伝費3800」とありますが、
どうして｢支払広告宣伝費」にならないのですか？前払、未払の反対は支払○○、前受、未収の反対は受取○○と
覚えてしまってるのですが、違うのでしょうか？
たまにそういった問題が出てくるとわかりません。
わかる方いましたら教えていただければ幸いです。
何卒宜しくお願いいたします。

Answer 1

おはようございます。
頭に「前払」とつくのは、広告宣伝費に対して、
役務の提供、つまり広告宣伝費が使われていない時に
先に支払った金額を「前払」として計上します。

今回のご質問の問題では、
｢広告宣伝費の前払額は3800円である」
以前の仕訳で、
(金額は例)広告宣伝費5,000/現金など5,000
とあって、その内、決算までに使われなかった
広告宣伝費が3,800円あったので、前払広告宣伝費
として、資産計上することになります。

そうすることで、次の会計期間で例えば広告宣伝費が
6,000円発生した時に

広告宣伝費6,000/前払広告宣伝費3,800
・・・・・・・・/現金など2,200

という感じで、仕訳がなされます。

次に、
前払、未払の反対は支払○○、前受、未収の反対は受取○○
という覚え方をしていらっしゃるようですが、
覚え方を変えましょう。

支払○○というのは、費用ですね。
費用を役務の提供を受ける前に支払ったという時、
前払○○(資産)/現金など
役務の提供を受けたとき
支払○○(費用)/前払○○(資産)
と処理します。

または、
支払○○(費用)/現金など
と処理した場合には、決算までに役務の提供を
受けていない分を
前払○○(資産)/支払○○(費用)
と処理します。

そして、「未払」は役務の提供を受けているにも
かかわらず、代金を支払っていない分なので、
役務を提供された分の費用を計上し、債務を計上します。
支払○○(費用)/未払○○(債務)
代金を支払った時に債務を取り消す処理をします。
未払○○(債務)/現金など

最後に、受取○○ですが、収益ですね。
支払○○と考え方は同じで、
前受○○は、役務を提供していないのに、前もって
受け取っているお金なので、
現金など/前受○○(債務)
と処理をし、
役務を提供した時点で、
前受○○(債務)/受取○○(収益)
という処理をします。

または、
現金など/受取○○(収益)
と処理した場合には、決算までに役務の提供を
していない分を
受取○○(収益)/前受○○
という処理をします。

未収○○は、役務を提供したにもかかわらず、
代金をいただいていない分なので、
未収○○(債権)/受取○○(収益)
と処理をします。
代金を受け取った時に
現金など/未収○○
と処理をします。

この先、２級にも挑戦するかと思いますが、
この関係をしっかりと理解していないと、
精算表などの作成問題でつまずいてしまうので、
テキストなどで、しっかりと理解するように
心がけてください。

長文、失礼しました。

Answer 2

支払広告宣伝費でも合ってますが、「支払」という言葉を使わなくても意味は通じます。
また、勘定科目とは企業ごとにある程度自由に変えられるので、問題ごとに違ってもそこは軽く流す程度でいいですよ。

簿記三級の場合、使う勘定科目が指定されていると思います。本番では問題の指示に従ってください。