大学の履修登録について質問です

大学の履修登録について質問です私は現在、国立大学の社会学、人間学、文化人類学、歴史学(考古学含む)、心理学が専攻できる社会学科に通っています 元々、高校2年生までは特にやりたいこともなく法学部を志望していたのですが、3年になって社会学に興味を持ち始め滑り止めの中央、法政なども社会学が専攻できる学部学科を受験しました、その後無事に国立大学にも合格することができ、入学しました しかし各専攻の概論を受けているうちに人間学を除くどれも私にとっては魅力的でどれを専攻しようか非常に迷っています とりあえず人間学を除いた上でお話しします 社会学→社会調査士という資格が取得可能であり。兼ねてから興味があります 文化人類学→異国の文化だけでなく日本の祭り文化にも興味があります 歴史学→保育園時代から戦国時代が大好きでよくネットで歴史系のサイトをみています 心理学→臨床心理士という資格を頑張れば取得できます。理系よりの分野にはあまり興味が湧きませんが、好きではあります また、学問に将来における有用性ということを考えるのは良くないと思いますが、そう行った面では心理学がいいのかなと考えています アドバイスを下さい。よろしくお願いします

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ID非公開さん

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    ■社会学 【社会調査士】は単に「社会調査協会の定める、調査手法・統計学・分析手法の単位を取得しました」という資格で、参加している大学の学部の学生なら誰でも取得できるもの。 中堅以下の大学の学生なら、(3年次にキャンディデイトを取得するという前提で)一般企業の就活において、「大学ランク的にはまぁアレだけど、キャンディデイトを取得しているから、まぁそれなりに数字を重視した物事の見方ができるかも…」とオマケ的に好意的に解釈してもらえる可能性がないとは言い切れないので、「まぁ取っておいてもいいんじゃない?」という感じ。 一般企業の就活でもっとも重要なのは「大学ランク」。 質問者さんの通う大学が私の推測どおりなら、就活ではGMARCH・関関同立と同じ括りになる。 「書類選考」の段階で困ることはあまりない大学。 そもそも【社会調査士】は「取ってやるぞー」と意気込むほどの資格ではまったくないし、同じ大学群の志願者との競争において有利になることもない。 そんな資格の有用性を考える必要はなく、「社会学そのものに対する関心」や「専任教員が専門とする分野」で考えるのがいい。 ■文化人類学 『日本の祭り文化』という「対象」をもっとも扱うのは「民俗学」。 「民俗学」の研究もしている「文化人類学」の専任教員が在籍しているなら、いいと思う。 もしいないなら、(『日本の祭り文化』といった)「対象」ではなく、文化人類学という学問の「方法」や「思想」に対する自身の関心の度合いを測ってみるのがいいと思う。 私が推測している大学のシラバスをざっと見たところ、『日本の祭り文化』は実習(フィールドワーク)や卒論で扱うことはできそうに思えるけど、講義や演習で扱われることはないように思う(自分でシラバスをきちんと読んでみてほしい)。 「文化人類学」は1980年代のニューアカデミズムブームの頃にもてはやされたものの、1990年代以降は下火になり、でも近年再度盛り上がりを見せているよう。 いま学んでいるのは基礎中の基礎で、主に「文化人類学の学説史」だと思うから、以下のような新しい本を手に取って検討するのも大事だと思う。 ◇『ワードマップ 21世紀の文化人類学』(※今月発売) https://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1582-6.htm ◇『現代思想2017年3月臨時増刊号 総特集=人類学の時代』 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3012 ◇『現代思想2016年3月臨時増刊号 総特集=人類学のゆくえ』 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2295 ■歴史学 専攻とする場合、やることは大昔の原典(史料)の地味な解読。 要は古文漢文の世界。 心理学・哲学・○○語学と並び、「イメージとぜんぜん違った…」と後悔する人が後を絶たない学問。 『よくネットで歴史系のサイトをみています』を見るに、これに当てはまりそうで心配。 単に「歴史の知識」を得てワクワクドキドキしたいだけなら、研究成果である専門書や論文を趣味として読むに留めるのがいいと思う。 ■心理学 【臨床心理士】は「大学院(修士課程or博士前期課程)」を修了して初めて「受験資格」を得られる。 心理臨床家を目指すなら、今後は【臨床心理士】に加え、昨年できた【公認心理師】の取得も必須と思っておくのがいい。 【公認心理師】は「学部」と「大学院(修士課程or博士前期課程)」で法で定められた科目を履修して初めて「受験資格」を得られる。 私の推測どおりの大学なら、【公認心理師】については学部・大学院ともにカリキュラムが用意されているし、【臨床心理士】については「第1種指定大学院」になっている。 ただ、どうも「心理臨床家になりたい!」という思いが感じられない。 心理臨床業界は正規雇用(契約期間の定めがない正社員・正職員の身分)の枠が非常に少ないため、多くは個人事業主として掛け持ちをしており、年収も低い。 憧れや使命感が希薄な人が進むと後悔すると思う。 また、心理臨床家としてのキャリアしかないので、異業種への転職は難しく、ツブシが利かない。 心理臨床家ではなく、ふつうに会社員や公務員になるつもりなら、【臨床心理士】や【公認心理師】の取得を目指すのは完全にムダで無意味。 とはいえ、興味関心に従って「臨床心理学」を学ぶこと自体は問題ない。 だけど、「臨床心理学」が就活で武器になることはない。 「臨床心理学かー。ビジネスには興味なさそうだよなー。どうしてこの業種やウチの会社を志望したんだろう?」と思われやすい。 「認知心理学」や「社会心理学」であればビジネスに直結する研究テーマも多いので話は変わる。 でも私の推測どおりの大学なら「ガチで臨床系」の教員構成なので、それらを専門的に学ぶことはできず、『学問に将来における有用性ということを考えるのは良くないと思いますが、そう行った面では心理学がいいのかなと考えています』というのは当てはまらない。 ************ 以上のもろもろから、「社会学」か「文化人類学」がいいと思う。 もし一般企業志望だとして、「就活で少しでもアピールしやすいものを」という観点で言うなら、「社会学」を専攻して、消費者行動やメディアを研究テーマにして、量的研究をするのがいいと思う。 でも私の推測どおりの大学なら、一人の教員以外はいわゆる社会問題系を専門としている。 もし役所志望なら、なんでもいい。 とりあえず回答は以上だけど、何か聞きたいことがあれば遠慮なく。 あと、質問者さんはID非公開で判別できないから念のために書いておくけど、私は時間と労力を費やして真剣に回答した。 くれぐれも、BAを選ばなかったり、質問を取り消したりといった、失礼極まりない行為はやめてほしい。

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