書店員をやられている方に質問

Question

書店員をやられている方に質問今書店に転職を考えているのですが、色々質問したいことがあり、よろしければお答えください。

Q1、よく他の販売業より給料がすくないというのは本当でしょうか？（差し支えなければ、ご自身の年齢と月給を教えてください）

Q２、書店などで、４０,５０年代の方をあまり見かけないのですが、これは４０ぐらいになるまで辞めていっているということでしょうか？ それてとも、本社勤務とか裏方業務に周られるんでしょうか？

Q3、書店員の仕事を定年までやることができますか

Q4、ご自身の会社の事でよろしいのですが、お盆、年末年始は連休を取れていますか？

ご協力お願いいたします。

Answer 1

書店歴７年・（うち店長経験４年）のものです。

１．うーん・・・比較的少ないですねぇ。僕は今、２０代後半です。
給与などは残念ながら教えられませんが、（年齢×10000円）以下の基本給です。（手取りはさらに低い。）
本屋およびメディアショップ業界というのは、薄利多売の商売です。
本の定価のうち、２割が店の利益。その少ない利益から、人件費・諸経費を差し引いているわけです。
さらに追い打ちをかけるように、今は１０年前よりお客様が本やＣＤを購入する頻度が激減しています。
インターネット・まんが喫茶・i-Podの流通など、メディアが多様化されたことが原因です。

１０年前前より、中型・小型店舗が街から姿を消していった理由がよくわかるでしょう。
より多くお客様を集める大型店舗を展開するチェーンが生き残る状況です。

そういう状況の中・・・・社員への給与も当然渋られるわけです。
しかし、そんな雇用条件でも続けていてくれる人たちがいるんですよね。
それは、本を本当に愛している人たちです。
自分の好きな本に囲まれて幸せな仕事ができるから、少ない給与でも我慢できるのですね。

Ａ２．僕の会社には・・・４０代以上はいませんでした。
３０代で子供を４人持っている方がいましたが、苦しそうでしたよ。

Ａ３、それも・・・僕の会社では聞いたことがありません。

Ａ４、スタッフ社員であればとれるかもしれません。が、一日、二日が限度かと・・・。
店長になりますと、大型連休に休みがとれるのは奇跡です。
とくにお正月は困難でしょう。１年で一番、お客様が多い日です。
お年玉を握った子供。お出かけついでのファミリーで湧きます。
とくにゲームも扱うお店は繁盛でしょう。

条件面で考えるなら、中古本を扱うお店はおすすめできません。
社員スタッフ＝休みなどは並に取れるが、給料安い。
店長＝給料は上がる。が、能率悪いと休めない、８時間以上労働は当たり前（もちろん残業代なし。）
なんてこともよくあるらしいですよ。

ただし、入社後のがんばり次第でほんの２・３か月で店長になれ、判断できる範囲も広いのでやりがいはあります。

大手スーパー・大手百貨店が展開する新刊書店などは、収入面は高いとは言い切れませんが
福利厚生も悪くなく、休みをもらえない、なんてことはありません。労働基準法に遵しています。
（が・・・新卒採用しかやってないところが多いんですよね・・・）

僕の回答は、あくまで現場で働く一店長の回答として聞いて頂いて結構です。

Answer 2

①会社の形態と考え方次第でしょう。
リサイクル品との複合なら利幅もあるんで、人件費もそこそこ掛けれますし
基本給は安くても企画ものの報奨制で、ボーナス並に稼ぐスタッフもいます。
②そんな事は無いですね。名物店長とかは相当なお年ですよ。
当然、現場に立つ割合は減りますけど、これも店に合わせてって事もありますね。
ご高齢の客層が多い店舗だと、二十歳そこそこのスタッフなんか厳しい面もありますから。
ただ、書店に限らず転職者は20代半ば～30代後半くらいに多いでしょ？
その辺にひとつの壁があるようには感じます。
③結構います。まぁ、役員になっちゃえば当然ですけどね。
現場大好きで定年まで店長やってた方もいます。
スゴイ人脈の持ち主だったんで、店長職のまま役員定年の年まで現場にいましたよ。
④これはスッパリ諦めてください。どこの書店でもです。
例え企業パンフに何と載っていようと、現場は別です。
定年まで勤める＝責任ある役職に付く つもりなら尚更です。