教えて!しごとの先生
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CGやアニメなどの業界に詳しい方に質問です。 自分は将来3DCGなどの業界で働きたいと考えています。

CGやアニメなどの業界に詳しい方に質問です。 自分は将来3DCGなどの業界で働きたいと考えています。現在中学生なのですが、高校で専門的なものが学べる学校にいくべきか、普通校に行って大学から学ぶべきなのか分かりません。 高校から行くメリット・デメリット、大学も同様、なにか分かることがあれば教えて頂きたいです。 それと何か今からでもやっておいた方が良いことや高校大学を選ぶポイントなどがあればお願いします。

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ID非公開さん

回答(2件)

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    映像分野のCG制作を業務内容の一つとしている会社(部門としてCG制作局を持つ映像動画関連制作会社)の経営者(代表取締役社長)です。また、私自身もCGクリエイターでこうした業界に30年ばかりいます。これまでうちの会社ではCM、映画、ドラマ、番組、VPと、様々な分野のCGを手掛けております。 いろいろ見てきたこともあり、思うことも多いのですが、軽くアドバイスさせてもらえたらと思っております。質問者様のご意向に沿う答えかはわかりませんが、必ず参考にはなるはずです。 またアニメというワードが質問の中にあるので、動画・映像関連のCGなど手掛けたいと考えておられるのでしょうか。そういう前提でお話をしますね。 まず、CGクリエイターといっても、どのレベルを目指すかによって、今やるべきことは違うと思います。ゲームでも映像でもVRでも、CGソフトの使いこなし等の小手先の技術や知識など所詮は数か月仕事でいじっていれば身体にしみつきます。それに時代を経て主流のソフトや概念などテクニカルな部分は常に変化し続けるので追いかけるしかありません。いつだって時代を追いかけるのです。 たとえばテレビの世界のニュース映像は昔は16ミリフィルムを使っていましたが、それがベーカム収録になり、さらにデジタルベーカムとなり、今はXD-CAMやP2のようなファイル収録になったりと、どんどん道具は入れ替わるのです。フィルムで学んだ常識は今でも通用するものも多いですが、通じないものもあります。ちょっとの間に代わることは確かです。 上記のように今の小手先が将来の小手先として通用するかはわかりませんし保証もありません。今から何かをいじるのは、時間の使い方として間違いでないにせよ、もったいないかもしれません。まあ心配なら、今ならBlenderあたりをちょこちょこ使って慣れておけば必要にして十分です。創作意欲があるなら、ちょっといじってみたらいいです。 しかし、たとえテクニカルな小手先をわかっているからといって、それをプロと呼ぶのでしょうか。 例えばモデリングに長けている方はいますし重宝します。その長け方も半端ではないですよ。何せ20年間、毎日、ずっとワークステーションのモニターに向かって延々作業をしているのです。ものすごい集中力ですし、鬼のような技術を持っています。 しかし、コンテや元写真をきれいにモデリングできるというだけの人はそこから先がありません。結局は「オペレーター」で終わります。スキャン技術が進めばモデリングはあまり重要視されなくなるでしょう。それにCADを使う設計の方々も基本的にはモデリングはできるので、そのCADデータがあれば案件によってはモデラーは不要だったりします。 私たちプロが本当に求めている人材はそういう人材ではないのです。そんなオペレーターは山のように存在しますし、結局は安く使われて終わります。私自身、こう言ってはいますが、モデラーとしては有能な部類だと自分では思っていますが、私もなんだかんだと言っても、所詮はオペレーターかもしれないです。 じゃあ、そこから先に行くにはどうしたら良いか?それを決めるのが若い時の経験値や勉強なんです。 ここでは、わかりやすい説明をしたいので、以下に少し極端な話をします。 例えばの話ですが、あなたがこれからCG以外の興味がある分野、例として物理学の分野の勉強をしたとしましょう。そして学部を出て、修士課程、博士課程と進んだとしましょう。その知識を持ってCG制作会社に入ったら?たぶん、戦闘機の動きを物理(流体力学)の観点からきれいに再現できるでしょうし、津波のCGや火災のCG、建物が崩壊するCGもリアルにイマジネーション豊かな映像を組み立てることができると思います。物理演算のパラメーター設定も適切に行うことができるでしょう。上司も顧客もその映像のリアリティに舌を巻くことでしょう。そして「この分野は彼に任せたほうが良い」と思うはずです。なぜなら確実に再現してくれますし、お金を生むからです。昇進も早いでしょうし、あなた自身がワークステーションをいじることなく、指示出しだけで済むかもしれません。 そうしてある程度評判になってから独立したとしましょう。するとあなたは物理が絡む色々な案件において求められ、たくさんの依頼を受けることになります。相談案件が多すぎて予算の大きい順で依頼を請けるような事になるかもしれません。 オペレーターで終われば、せいぜい年収は300~700万。しかし「この分野なら彼しかいない」という存在になれば年収は数千万円です。プロの世界ではギャラはその人への評価です。CGクリエイターの一流は年で数千万普通に稼ぎます。 クリエイターにもいろいろいます。イラストレーターなどわかりやすいのですが、得意な分野を持っていれば、その人は一流になりえます。鳥に愛着を持つイラストレーターは羽の動きを知っているからこそ、一瞬の姿を描きつつも、そこに動きを感じさせる画を描くことができるのです。もちろん画力もありますが、そこにプラスアルファで「確実な知識」がある人のほうが伸びるしチャンスをつかみやすいのです。 映像ディレクターなども「なんでもやります」と言ってるディレクターは三流です。そういう人は「何も突っ込んだ映像を作れない」ということです。そういう三流は山のようにいます。しかし映像を知り尽くしつつも、得意な分野を持つディレクターは少ないのです。「これを任せられるのは奴しかいない」と言われてはじめて一流です。 いくらCGのことを知っていても、CGは結局「何かを描くため」にあるものです。その「何か」をどれだけ理解しているかが最終的なクオリティを左右します。 ですから、うちの場合は専門学校でCGだけを学んだ人より、CGや美術とは関係ない四年制大学を出た人や大学院卒を優先的に採用します。理学や工学であったり、応用物理であったり地理や地学であったり、そういう専門分野の人を幅広く求めています。 例えばクルマのエンジンを描くなら工学の学位を持つ人にやらせます。するとエンジンの内部で燃焼する様子を赤く描くことはありません。なぜなら工学部出身者はエンジンの混合気燃焼が青いはずだと理論的にわかっているからです。 物理演算を要する仕事の場合は物理学の学位を持つ人にお願いします。するとボールが跳ね返る様子もリアルな弾性係数をちゃんと反映した映像が仕上がります。 これがプロの仕事です。依頼主の想像のはるか上を行く結果を出す。これが本物のプロの仕事です。 リサーチをするにも、勉強の仕方を知っている人のほうが確実ですし速いです。つまり勉強をするべき時にちゃんと勉強している人のほうが最終的には上に立つのです。 CGソフト?そんなものを触るのは、何かをしっかりと勉強してからで結構だと思います。基本さえわかれば、すぐ使えるものですよ。使えるようにユーザーインターフェース(UI)もできています。先輩に教えてもらえば済みます。会社に入って修行する中で教えてもらえばいい。心配なら、先にも言ったように今ちょっとだけBlenderあたりを触っておけばよいと思います。そうすれば他のソフトも似たようなものなのですぐ使えます。所詮その程度です。 今はもっと、ちゃんと潰しがきくように多くの分野で広く経験値を積むことだけに集中したほうが良いです。勉強もそうです、もちろんスポーツでもいいですよ。人生の経験値を拡げた人のほうがCGだってイラストだって映像制作だってうまいんです。 普通に恋愛し、相手の喜怒哀楽を愛でている人なら表情だってうまく表現できるでしょう。 質問者様はまだお若いし可能性があるお方です。世の中をすべて飲み込むつもりで貪欲に吸収し尽くしてほしい。そして将来就職を考える時にまだCGをやりたいなら、CG制作会社の門を叩けば良い。温かく迎え入れてもらえるはずです。少なくとも、そんな人材なら私は仲間として欲しいです。そしてあなたの得意分野の仕事を必死で拾ってきますよ。 ちゃんとした「クリエイター」である前に、ちゃんとした「人間」であってほしい。生物学的に生きているだけの「ヒト」ではなく、社会の中で様々な経験を積んできた「人間」であってほしい。 以上が、ここ数十年、映像業界やCG業界の端っこで生かしてもらってきた古参クリエイターからのアドバイスです。

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  • とりあえず、CGの仕事を20年くらいやっている経験から言いますと、 現在、中学なら今から進路を考えるより先に、実際にCGに手を付けていって下さい。 その方がずっと重要です。 高校の時点では、何処へ行っても同じです。 専門的に学べる場所なんて無いですし、あったとしても独学で出来る程度の事しかやりません。 そこから先の進路で言うのなら、とりあえずは悩むのなら有名な美大・芸大を目指して行くと良いとは思います。 別に行かなくても良いんですけど、美大の予備校辺りは行けるのなら行っておくと良いとは思いますし、今は何もわからない状態でしょうから、とりあえず目標としておくと良いでしょう。 ぶっちゃけ、独学でも真面目に3年間CGソフト触って作品を作っていき、 美大の予備校とか行っておけば、高卒で就職することも可能ですから、 そこを目指しても良いと思います。 実際に高卒で仕事をするかどうかは置いておいても、 それ位本気で取り組んでいけば、結果的に貴方にとって一番良い進路が何処かも分かるようになると思います。 何処へ行っても良いと思いますが、 人によって適切な進路は違いますから、 何故そこが良いのかと言う事は、自分で経験して答えを出せると言う事が大切になります。

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