解決済み
自衛隊の組織に詳しい方に質問です。 ①「通信大隊」というのがありますが、「通信隊」とは違うのですか? (通信隊などに限らず、「施設大隊」と「施設隊」があったりしますが何が違いますか)②「本部管理中隊」というのは、「施設科」「武器科」などの後方支援を担当する小隊を まとめる部隊という認識で間違いないですか?では、「施設中隊」や「通信大隊」などとはどのような関係になるのですか?
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①自衛隊と言うか軍隊の規模には約10人の分隊若しくは班、約40人の小隊、約100人~200人の中隊、約600人~800人の「大隊」、約1000人~3000人の連隊と言った形で人数や装備の数で部隊の名称がつきます、国や時代で違うので一概には言えないのですが、これが基本と考えてください。この基本を元にいくつかの連隊や大隊が集まった物を師団と言い基本単位となります、その師団などをいくつか集めると方面軍とか軍団等のもっと大きな部隊になります、自衛隊だと方面隊と言います 装備の数と言ったのは例えば戦車なら4台で小隊ですが3人乗りなら12人しかいないと言う事になるからです、因みに4個小隊16台で中隊、4個中隊54台で大隊ですね このように小隊が4つで中隊、中隊が4つで大隊みたいに小規模の部隊数で部隊の名称が変わりますが、師団のように完全にその枠にはめられていない方面直轄部隊等で例えば4つの中隊で1個大隊と定めらているが1個中隊と1個小隊で十分と言う組織が必要となる場合があります、そんなときに使われるのが「隊」と言うだけの部隊名です 自衛隊ではこのような隊を見分ける為「大隊」に準じる部隊は100番台の番号、「中隊」に準じる隊は300番台の番号を付けます番号が何もついていなければ「小隊」に準じます、逆に「連隊」に準じるときには群と称します なので、駐屯地の電話交換を行う部隊は東部方面通信群・第105基地システム通信大隊・第305基地システム通信中隊・大宮派遣隊みたいな名前になります 一方野戦通信の師団隷下通信大隊だと第1師団第1通信大隊第1中隊第1無線小隊第1搬送班みたいな名前になります(師団の方は中隊以下は詳しくないので少し違うかもしれません) ②本部管理中隊と言うのは上記のように連隊・大隊等に設けられる本部を運用する中隊の事です、普通科連隊なら普通科連隊本部管理中隊があり、衛生小隊や施設作業小隊、通信班といった連隊全体の後方を担当する小隊や班が集められていますがほとんどの隊員は普通科の隊員で一番重要な仕事は連隊長以下幕僚の指揮所を運営する事です、本部には幹部しかいないので作戦図を描いたり計画書類を実際に作ったりする曹クラスは本部管理中隊所属で仕事のみ本部で行うと言う形になります、連隊長の運転手等もここの所属ですね なお武器科は基本的に他職種の部隊には配属されません、普通科の普段の武器整備は普通科の隊員が行い、現場では直せない故障のみ後方支援連隊整備大隊の武器科の人間に預けます また、施設大隊は師団の戦闘部隊で、確かに普通科や特科、戦車などと違い支援的な動きをしますが陣地攻略では普通科の前に地雷原処理や鉄条網破壊を行う為支援は支援でも戦闘支援と呼ばれます、普通科の施設作業小隊では能力が不足する時に小隊や中隊レベルで普通科連隊に戦闘支援として派遣されます ・・・かなり書いたのですがうまく説明できたとは思いません、質問者さんの質問は組織への深い理解が必要で自衛官でも陸士だと答えられないような部分が多いですよ、少しでももれなく書いたつもりですが伝わらなければごめんなさい
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