商業簿記での売上原価の計算について 売上原価のボックス図を書く時、左右一致するのはなぜかが疑問になってます。 (売上原価…

Question

商業簿記での売上原価の計算について
売上原価のボックス図を書く時、左右一致するのはなぜかが疑問になってます。
(売上原価＝期首商品棚卸高＋当期仕入れ商品高－期末商品棚卸高が成り立つ理由)売上原価のボックス図は期首商品棚卸高(前月の売れ残り)、当月仕入れ総額、売上原価、期末商品棚卸高(当月の売れ残り)で構成されるかと思うのですが、

例えば、単純な販売業務をイメージした時に、

前月の売れ残り @120 10個 1,200円
当月仕入れ総額 @120 25個 3,000円
売上原価 @180 31個 5,580円
売上高(売上原価に利益を上乗せ)  @230 31個
当月の売れ残り @230  4個   920円

とすると、全然左右一致しないですよね、
当然と言えば当然で売上原価や利益上乗せ分は
ボックス図の関係とか無視して自分が勝手に定めた値なので、左右一致するのは数量だけです。

という事はこの売上原価や利益上乗せ分を左右一致させるよう金額を調整する必要が出てきますが、試験問題でない限り普段の業務でそのような調整しないですよね、、？

このあたり詳しくご教授頂きたく思っていますm(_ _)m
また、理解不足な面があれば是非ご指摘頂ければと思っています。

Answer 1

あなたの数値設定があり得ない数値となっています。
だから整合しないのです。

前月の売れ残り @120 10個 1,200円
当月仕入れ総額 @120 25個 3,000円
売上原価 @180 31個 5,580円
売上高(売上原価に利益を上乗せ) @230 31個
当月の売れ残り @230 4個 920円

①売上原価って販売した商品の「元値」なんですよ。
じゃあ元値はいくらですか？
・前月の売れ残り @120 10個 1,200円
・当月仕入れ総額 @120 25個 3,000円
↑こいつらです。
買ってきた商品は@120円なんですよ。
なのに売上原価が@180円て、単価増えちゃってます。
これは簿記とか関係なくあり得ない話です。

②当月の売れ残りもおかしいです。
・当月の売れ残り @230 4個 920円

さっきも説明した通り、以下が買ってきた商品です。
・前月の売れ残り @120 10個 1,200円
・当月仕入れ総額 @120 25個 3,000円
120円で買ってきたのに、月末に230円って勝手に値上がりしちゃってます。
倉庫においてある商品が勝手に値上がりすることなんて無いですよね。

③商品単価
先入先出法とか移動平均法ってありますよね。
あれは商品単価（元値）を計算するためにやってることなんです。
調整なんてせずとも、まじめに記帳していれば整合します。

素直に考えてください。
あなたがお店をやってたとして、ボールペンを50円で仕入れました。
このボールペンを120円で販売しました。
この時の売上原価はいくらですか？50円ですよね。
あなたの数値設定では、「売上原価は80円だ」と言ってるようなもんです。
どこから80円がでてきたの？？となりますよね。

分からなければ追加で質問してください。

Answer 2

下の方も仰ってますが、当然のことですが、売上原価の単価の認識がそもそも違います
売上原価は売れた物の原価であり、そこで原価を増したりはしません

まず売上原価の単価は、月初商品の単価や当月仕入の単価から導き出します。移動平均法や総平均法などを取っている場合は月初や仕入れた時の単価と一致しないこともありますが、先入先出法は古い物の単価から計算していきます。
例示の場合は単価が一緒なので、その単価をそのまま使うだけです。→3,720
そして月末商品が仕入れた時の原価ではなく、売価で棚卸高を出しています。正しくは原価で計算する
→480

月初と仕入の合計は4,200
売上原価と月末の合計も4,200
ちゃんと一致しています

利益分をボックス図で左右一致させる必要はなく、売上高と売上原価の差額で利益を出せばいいです