解決済み
1. 男性と女性で就く職業が違う 2. 昇格して給料がUPする場合が少ない 3. 職業も職位も同じで性別によって給料が違う 1と2が主な要因です。 3は全くそのままであれば違法ですが、似たようなことは行われています。 ひとつひとつ書くので長くなります。 1. 男性と女性で就く職業が違う これは、このまま読むと誤解をする可能性があるので注意が必要です。 男性が、過酷な肉体労働などのハードワークだったり、責任が重かったりして、その重要さに比例して給与が高くなるという場合ももちろんあります。 ただ、女性の多い職種は重要な仕事であっても給料が安いという実態があります。 わかりやすいのは保育士です。 保育士は資格が必要な専門職です。 乳幼児期という生育面でも、また生命保護の観点からも非常に重要な時期に対応する役割を担う職業です。しかし、その賃金は非常に安いです。 子守や介護のように従来家庭で女性が無償で担ってきた労働は、有償労働になっても女性が多く従事していますが、負荷や重要性と関わりなく社会的地位が低く賃金も安いという傾向があります。 つまり、男性がハードだが給与の高い職種につくのとは別に、女性の多い職種は重要でもハードでも給与が安いという実態があります。 2. 昇格して給料がUPする場合が少ない 今現在、日本で主に指摘されている男女の賃金格差の問題の多くはここに由来します。 就業に関する男女差について話が出ると自分はいつもこの例えを出すのですが、日本では、偉くなれる就業形態は転勤のリスクを伴います。 古くは男性が転勤を命じられれば男性に妻と子供の一家全員が付いていくのが普通でした。 平成くらいになると、女性がワンオペで子供を見て男性が単身赴任をするというパターンもかなり増えました。 では、これを男女逆にしたパターンは想像できますか? 女性が転勤するので、夫が今の仕事を辞めて妻に付いていくとか、女性は単身赴任して男性がワンオペで子供の面倒をみるパターンです。 現状では、女性が転勤するこのパターンを当たり前に考えられる男性は少ないと思います。 日本では管理職の8割以上は男性です。女性の上司である男性管理職は、自分が彼女の夫なら転勤を承諾しない、場合によってはその女性が転勤を嫌がって辞めてしまうということがわかります。 ですから、例えば女性に十分な力があり、キャリアアップになる転勤だとしても、女性に転勤は命じません。彼女より力が少し劣るとしても、転勤して色々な地域で経験を積むチャンスは男性に優先的に与えられます。 3. 職業も職位も同じで性別によって給料が違う 先にも書きましたが、これは厳密には違法です。 ただし、特にフリーランスのような業態では見られます。 もちろんフリーランスで同一職位というのは明確ではないのでできることですが、とても有名なのは俳優ですね。 これはハリウッドなどで起きていることで、人気俳優の男女差は3倍ほどあるそうです。主演女優クラスより、助演男優クラスの方が契約金が高いということもザラにある模様です。 日本では、同じ専門分野の男女の研究者が同じテレビ局にコメンテーターとして呼ばれたときに、女性の側のギャラが明らかに少なかったことがあったそうです。 この研究者は夫婦だったので互いの金額がわかったそうですが、俳優にしても通常、個別のギャラなどはオープンにならないので、男女とも支払われる側は知らないうちに女性の額が下げられているという業界は多いのではないかと想像します。
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