路線バスの運転手をされている方や奥様にお聞きしたいのですが、 給与・休日・待遇・退職金等どうですか？

Question

路線バスの運転手をされている方や奥様にお聞きしたいのですが、
給与・休日・待遇・退職金等どうですか？主人32歳、私30歳、こども2歳です。

現在の仕事の過酷さについていけず、転職を考えています。
運送業（6年目）で、不定休、変則勤務、1日の拘束時間は16時間です。
月の半分が夜勤で、休みの前日出勤に変更になることも多々あります。
だいたい月27～30万くらい
ボーナス年20万
退職金ナシ

主人も体調を壊したり、軽度のうつ病になり（今は回復）、転職を考えています。
大型と牽引を持っていて、大型2種はこないだ受けましたが落ちました・・・。

家族の時間もあまり取れず、母子家庭状態です。

現役・元路線バスの運転手の方、その奥様。
給与・休日・待遇・退職金等どうですか？
詳しく教えていただければ幸いです。

Answer 1

現役運転士です。

現在30代後半、乗務歴12年です。専門学卒で22歳で技術系の仕事をしていましたが通勤距離の長さと死ぬほど働いて手取り14万の給与が理由で約2年半勤務して退職し現在に至っています。

バス運転士へ転職との事ですが現在募集しているのはコミニティーバス系が殆んどで私のような正社員と比べ勤務内容に見合うような条件ではありません。事実、うちでも就職して早い人だと数ヶ月で辞めてしまうのでしょっちゅう人員補充しているような状況です。会社も半分仮雇いみたいな感じで扱うので彼らは不満を漏らしています。
また大型2種免許を取得してバス会社に入ったら即戦力とはいきません。大型車運転経験がないならなおさらでなれるまで最低半年はかかるのでこの期間がある意味正念場。

私も勤続13年にもかかわらず度重なる会社からの合理化によって給与は思うように増えていません。実質手取りで22～25万位ですが仕事の内容を考えると決して高いとは言えません。バスの乗務員は本給の他に「時間外手当」で稼いでいるので「公休出勤」なる事をしないと生活が逼迫してしまう、これを繰り返し無理に無理を重ねて体を壊していきます。規制緩和以降、バス会社は競争力強化の名目で仕事内容は悪化の一途で労働基準法ギリギリの16時間という拘束勤務ダイヤまで現れてきました。合理化→給料安→公休出勤→長期労働→睡眠時間短縮→疲労蓄積→事故　となるわけです。最近バス関連の事故がよく報道されていますがなるべきしてなっているというのは私の意見です。
退職金ですが今までの合理化案推進を見ているととてもではないですが私が定年になる頃は殆ど出ないと思っています。
組合は御用化して毎回会社が提案してくる退職金上限引き下げ案を懸案なくのみこんでいますからね。

私がこの職について感じたのはこれ程差別、偏見され苛酷な現場だとは思ってもいませんでした。非常識な乗客や一般車、無理難題を乗務員に押し付ける行政や会社、大量輸送公共交通としてバスは非常に軽視されている存在。精神的にもかなり参ってしまいます。「隣の芝生は青く見える」の文句と同じで運転士の仕事は側から見るほどラクではありません。この辺は勘違いしないで頂きたい。転職されるにしてもこの職業につくのであれば生活は嫌でも不規則になるので家族のバックアップは絶対必要になります。よってだんなさんへのサポートを（メンタル面も含めて）してあげてくださいね。

http://bus.ouchi.to/union/index5.htm