女性が天皇になれないのは差別ではないですか？ オーストラリアやアメリカの友達に「女性は天皇になれないんだよ」と言うと …

Question

女性が天皇になれないのは差別ではないですか？
オーストラリアやアメリカの友達に「女性は天皇になれないんだよ」と言うと
「信じられない」
「男女差別では？」
「日本ではまだそういう差別があるのか」

という反応が返ってきました。
今まで当たり前だと思っていた天皇制でも、外国人に客観的な指摘をされたことで、なぜなのだろう、おかしいな、と思うようになりました。

天皇に女性や外国人がなれないのは、男女差別、人種差別ではないでしょうか？
皆さんはどう思われますか？

Answer 1

まあ。確かに。イギリス、デンマーク、ちょっと前のオランダなんか、女性君主で特に不便なことはなさそうだし、なぜ日本は男性じゃないとだめなのか？っていうのは「そういう決まりだから。」としか言えないですよね。。
相撲に歌舞伎。それが日本の決まりというかしきたりなのですから、仕方がないとしか言えないですね。

Answer 2

皇位継承は国の制度ではなく『皇族という一族』のルールです。つまりその家のしきたりであって日本国や国民を含めた外野（他国なども）が口出しすべき話ではありません

Answer 3

＞女性が天皇になれないのは差別ではないですか？

→我が国では王朝の「連続性」を尊重しているから。

と答えるのも、一つの考え方だと思います。

よく知られているように、ヨーロッパの王朝では基本的に「女系による継承」がなされた時には「王朝が交代した」と見なされます。

イギリス王家の例でいえば、ヴィクトリア女王はハノーヴァー朝ですが、エドワード7世以後は「ハノーヴァー＝サクス＝コバーグ＝ゴータ朝」（または「サクス＝コバーグ＝ゴータ朝」）となります。

これはヴィクトリア女王の王配アルバートが、ドイツのザクセン＝コーブルク＝ゴータ家だったことに由来します。

またエリザベス2世の王配エディンバラ公はマウントバッテン家なので、2人の間の子どもたちの姓を

「マウントバッテン＝ウィンザー」

とする勅命がでています。

なので王太子チャールズ王子が即位すると、王朝名は「マウントバッテン＝ウィンザー朝」に変わります。

またノルウェー国王やスウェーデン国王、旧プロイセン王家の当主の方などにも、女系に由来する「イギリス王家の継承権」はあります。

単純な事実として、継承権を「女系」にまで広げると、それだけ継承権者も増えるんです。

そういうイギリス王家の継承ルールも、まあ考え方の一つではあります。

ただし我が国の皇室の場合には、親戚付き合いするような他国の皇室、王室は現在は存在しません。

そして我が国の皇室は、少なくとも「公的な事実」としては「女系による継承」を認めてきませんでした。

これが「男女平等」の原則と別枠である、という事は「日本国憲法」の「制定時」にも確認されている事です。

我が国がイギリス王室と同じ考え方をする必要はありません。

その国にあったやり方があります。

それでいいのではないでしょうか？

Answer 4

外国人に何か言われるたびに、議論する何物をも持っておらず

「そうか！それが世界のスタンダードなのか！」

と丸呑みしてしまうのは恥ずかしい事です。

女性は男性に劣るのだから天皇にすべきではない、

などという考えはヨーロッパのもので、日本には存在しません。

外国人の指摘は客観的どころか

歴史的に女性や黒人にひどい差別をしてきた民族が

日本もそうに違いない、いまだに続いているのか、という

逆に主観によるものです。

欧米にはひどい歴史があったからこそ

現在ではレディーファーストなどと言い続ける必要があるのです。

ヨーロッパが女性を奴隷扱いしている昔から

日本には何度も女性天皇が誕生していました。

現在の制度は子孫を守るための

戦時下の一時的措置が続いてしまっているだけです。

戦争に負けた日本では

戦後の憲法を簡単には変えてはいけないという考えが根強く

まして皇室の地位こそ、欧米の意向で法律に厳格に定められてしまっているので

戦時中のままになっているだけです。