女性専用車両と防犯カメラでは痴漢対策としてどちらが効果的でしょうか？

Question

女性専用車両と防犯カメラでは痴漢対策としてどちらが効果的でしょうか？私は女性専用車両だと思っていたのですが、多くの人は防犯カメラだと考えているようです。
しかし、多くの鉄道会社では女性専用車両だと考えているようです。
この差は何なのでしょうか？
普通に考えればより多くの有効なデータを持っているのは鉄道会社ですから、防犯カメラが有効だと考える人の思慮が浅薄なのかなと思いますが、どうなんでしょうか？

Answer 1

「物理的」を考えれば明らかに「女性専用車両」です。
なぜなら「男性が入ると確実に不信感を抱かれるので入れない・入りにくい＝痴漢そのものが無理」なので。

防犯カメラは「記録・証拠」としては有効ですが「痴漢できない訳では無い」です。あくまでも「相手に見える形で設置する＝抑止」でしかありません。
また、「人が映る」ことと「現場（痴漢行為の最中）が映る」ことは別なので、混んでいれば役に立ちません。
「防犯カメラが設置されているコンビニに強盗が入る」ことを考えれば分かりやすいかと。

私としてはどちらも必要に思います。
理由は「対策として効果を発揮するタイミングが違うから」です。

女性専用車両は前述の通り「行為そのものを防ぐ（痴漢前）」ことが出来ます。
防犯カメラは「痴漢が起れば、証拠として活用（痴漢後）する」ことができます。

Answer 2

もちろん防犯カメラのほうが効果がありますよ。

何故かというと女性専用車内では痴漢に会う確率が低いですが、他の車両では今まで以上に痴漢被害に会う確率が高いです。
女性専用車両は空いている路線が多いです。
その分他の車両が混むことになります。
しかも女性専用車両に女性が集中する分、それ以外の車両の男女比が男性が多く女性が少なくなります。
痴漢は善良な男性に紛れて犯罪を行いますので女性専用車両があるほうが紛れる男性も多いしより混雑しているので痴漢がしやすいのです。

次に防犯カメラですが、犯罪者は当然ですが心理的に証拠を撮られたくはありません。
つまり防犯カメラは証拠になり得る可能性が高いです。
犯人と女性との位置関係なども撮られることになりますので犯人の的が絞られるでしょう。
なので心理的な抑止力になります。

ちなみに痴漢被害の統計ですが、女性専用車両導入後は全く痴漢被害が減っていないのに対して埼京線で試験的に導入された防犯カメラでは6割もの痴漢被害が減っています。
鉄道会社は女性専用車両で痴漢被害が減っていないので統計を出さなくなりました。

ちなみに鉄道会社は痴漢対策だから女性専用車両を推進しているわけではありませんよ。
たまに見かける女性専用車両内に貼ってある女性専用広告をご存知ですか？
女性に的を絞れるので通常の1・5～2倍の広告料を取っています。
女性専用車両がなくなると大切な収入源がなくなりますからね。

それと効果があるからと防犯カメラを導入しようものならお金がかかりますからね。
なので痴漢被害が減っていなくても女性専用車両を痴漢対策だと言って世間の目をそらせることによって防犯カメラなどのお金のかかる対策をしなくていいようにしているのです。

ご存知だと思いますが女性専用車両とは法律上も運送約款上も存在しない優先席と同じあくまで任意の協力によって成り立っている車両です。
しかし鉄道会社はそのことを告知していないどころか隠そうとさえしています。
本当に女性専用車両が痴漢対策ならすべてを利用者に告知して協力を仰ぐのが筋ではありませんか？
それに男性を女性専用車両から降ろすための声掛けはしますが、女性を女性専用車両に誘導する声掛けやアナウンスはしていませんよね。
これでは痴漢対策になるわけがないでしょう。

女性専用車両に乗車する男性は紛れる男性がいないために痴漢などできようはずがありません。
逆に他の車両に乗車する女性は男性に囲まれ痴漢に会う確率が高くなるのです。
どっちに声掛けをするべきか誰でもわかるでしょう。
しかも女性専用車両に乗車する男性に声掛けをするということは、その男性が痴漢常習者だったらあっちのほうが痴漢がやりやすいからあっちでやってくださいと言っているようなものですし、善良な男性だったら他の車両をより混雑させて痴漢をやりやすくさせているだけですし、どっちにしても男性に声掛けをするのはおかしいですよ。

それに鉄道会社が女性専用車両に男性が乗れることを告知していないために、女性専用車両に乗車した男性を無理矢理降ろそうとして警察に逮捕されている方が何名もいます。
前述した通り女性専用車両は法律上存在しません。
ということは法律上は単なる一般車両なのです。
その単なる一般車両から男性を無理矢理降ろしたら刑法223条の強要罪や刑法208条の暴行罪になります。。
そして鉄道会社はというと乗客同士のトラブルだと知らんふりです。

まとめると鉄道会社は自分たちの利益のために女性専用に出来ない車輛を女性専用車両という名称を付けて利用者を騙して運行していることになります。
最近は男性が乗れることを知っている方が増えてきましたがまだまだ知らない方も多いですからね。

女性専用車両で痴漢対策をするのなら、ちゃんと男性も乗れるという事実を告知して、男性に声をかけるのではなくて女性を女性専用車両に誘導するようにするだけでも今よりは痴漢対策になりますよ。

Answer 3

「女性専用車両のほうが防犯カメラより痴漢対策として効果がある。」だなんてどこの鉄道会社が言ったのですか?
女性専用車両は大した金をかけずに導入できる、専用広告で金儲けができる、女性の客引きに使えるというメリットがあるのに対し、防犯カメラは莫大なコストがかかるがこうした金儲けの効果はありません。そのため、鉄道会社は「金銭的な」効果がある女性専用車両を積極的に導入し、金銭的に不利な防犯カメラは「効果が疑問」などと理由をつけて導入しないのです。
女性専用車両は、確かに女性専用車両に乗った女性は痴漢に遭わないが、他の車両では痴漢が起こるので、痴漢に遭う女性自体が減るわけではありません。(痴漢に遭う女性が移るだけ) 少なくても女性専用車両によって痴漢検挙件数が激減したというデータはありません。それどころか検挙件数だけを見たら導入後増えた路線もあります。防犯カメラは、埼京線で導入したところ痴漢検挙件数が6割減少というデータあり、設置位置・設置数・死角の問題等を考える必要はあるが、これらをクリアできれば確実に痴漢被害に遭う女性を減らせます。
だから確実に痴漢被害に遭う女性を減らせる防犯カメラのほうが効果的だと思うのです。