警視や警視正って世間的に中上流階級ですか？

Answer 1

警視は全警察官の上位2.5％、警視正となると全警察官の上位0.5％のポジションです。

警視は中小規模の警察署長だったり、警視庁以外の道府県警本庁の課長クラスの階級ですから、都道府県庁の課長ぐらいのポジションです。

警視正は、大規模警察署長だったり、道府県警本庁の部長クラス、場合によっては副本部長となる階級です。
警視正は国家公務員ですが、道府県警の警視正は大部分が「地方公務員あがりの警視正」ですから、都道府県庁の職員と同じとみなしても良いでしょう。そう考えると、道府県庁の部局長クラスに匹敵するポジションということになります。

そう考えると「中の上」よりも「上の下」ぐらいのポジションになるのかな、と思います。

ちなみに給料についてですが、公務員の場合は、役職や階級に応じた「級」と勤務年数に応じた「号給」の組み合わせで決まります。

国家公務員と地方公務員の違いはありますが、同じ「警視」でも、若いキャリアの警視とベテランのノンキャリアの警視では、ノンキャリアの警視の方が一般的には給料が高くなります。（年収に換算するとその差は300万ほどです）

Answer 2

そう思いますねえ。
私は神奈川県に住んでいますが、神奈川県警が総数１万７千人。企業規模で比べるとＪＲ東海と同じくらいです。
で、神奈川県警で警視正以上の人数は３０人強だったと思いましたが、この人数はＪＲ東海の執行役員以上の人数と同じくらいです。
この比較でいくと、警視はＪＲ東海の部長、支社長、支店長などの役職にあたるでしょうから、それなりの地位だと思います。
ただ、給与という点では、ＪＲ東海の役員報酬（平均６千万円）と比べると…。
警察官は公務員ですし、神奈川県知事の給与が約２３００万円ということからすると、警視正でも２千万円以下でしょうね。
県警を会社と考えると、役員クラスである警視正の給与は、同規模の企業の役員の半分程度というところでしょうか。企業の取締役であれば、役員慰労金、退職金、功労金などの高額上乗せも期待できますが、警察官は公務員としての法規制を受けるので、そこまで高額な退職金も期待できません。
とすると、やはり質問されているとおり、中の上か上の下、というところでしょうか。