絵本作家さんのなり方がわからないのですが、わかる方教えてください

Answer 1

原画と文字を入れたプリントをもって出版社に見せにゆく。そんだけ。
僕は、ほるぷの絵本販売専門の元トップセールスマンです。「ほるぷ」わかりますか? ホーム・ライブラリー・プロモーションです。

絵本の大きさは揃えてはいけない。わかりますか？ 『海外秀作絵本シリーズ』で、ほるぷは何をやったか？ 原本のフィルムを取り寄せて大きさも忠実に再現したのです。本の大きさには意味があるからです。

ほるぷと言えば、複刻のほるぷです。『近代文学館シリーズ』ですね。絵本でもやりましたね。オズボーン・コレクション、ベルリン・コレクション。本の全ての味を再現することが大事なの。

ほるぷは、あまりに理想が高くて時代錯誤で倒産しました。現在は子会社のほるぷ出版のみ残っています。

絵本の装丁は、作者がやるものです。装丁やタイトルを出版社が決めるのは一般書籍の場合です。但し、出版社は、口を出します。
『１１匹のねこ』の表紙にはネコは１０匹しかいません。それはなぜか。そういう問題です。お馬鹿な作者はお呼びではありません。

ほるぷ出版は奇妙な絵本を出しました。小学生の女の子が弟のために描いたスケッチブックをそのまま出版したことがあります。
と、タイトルが思い出せないので検索したら、こんなのがありました。ほるぷの社員は理想にこだわる人が多かったので、倒産してもなお自分で会社を作っているのでしょう。
http://bookage.main.jp/index.htm
しかし……。この店主。こいつ誰だ？ どこの支店にいた奴だろう。当時、僕は全社的に有名だったから、絵本やってたなら聞いたことはあるはず。
あ。岐阜支店、小川。あー。一度だけ名古屋支店で見かけたことがあるような。同じ人物だろうか。いや。だとしたらかなりのご高齢のはず。そんなはずはないとは思うが。しかし……。まだ、こんなことやってたのか。さすがだな。さすが、キチガイほるぷの社員だな。
そっか。今度から贈り物はここを検討するか。メルヘンハウスも閉鎖されたし。こんなサイトを見て涙が出るようでは、我ながら歳だな。苦しい時代だったけど。何十年経ってもぜんぜん楽にはならんな。

Answer 2

「絵本作家」って、
どういう人を指すと、あなたは思いますか？

①絵本を描いて、出版して、
それで得たお金で生計を立てている人。

②絵本を描いて、出版して、お金をもらうことはあるけれども、
それで生計を得られるほどの収入は得られない人。

③自分でお金を出して、絵本を描いて、出版する人。

私は、①～③のどの人も、
「絵本作家」と呼んでいいと思います。
絵本を描いていることに間違いはないのですから。

絵本作家になるためには、いくつかの方法があります。
一番簡単なのは、③の方法です。
自分でお金を出して、自分の好きなように絵本を作るんです。
出版社に数十万円のお金を払えば、
あなたの思い通りの絵本を自費出版できます。
完成した絵本は、全国の書店で販売することができます。
売れた代金は、あなたの収入です。

もし、あなたが自費出版した絵本が、
話題になって完売したとしたら、
出版社から注目されると思います。
「第二作はうちの出版社から出さないか」と
出版社から誘いがあるかもしれません。
そうなれば次のチャンスです。
出版社に第二作の原稿を持っていけば、
それをもとに、編集者とあなたが話し合い、
編集者が内容にＯＫを出せば、
出版社の責任であなたの絵本が出版されます。
装丁は出版社が決めますが、
あなたには原稿料が払われます。
これが②の段階です。

第二作も好評で、売れ行きがよかったら、
出版社から、第三作、第四作の依頼があるでしょう。
その依頼に応えて次々と絵本を描いていたら、
あなたは売れっ子絵本作家になり、
絵本の原稿料で生活していけるようになります。
これが③の段階です。

…ただし。
③の段階まで到達できる絵本作家って、めったにいません。
絵本作家になりたがる人は大勢いますが、
だいたいは②の段階にも到達できません。

まあ、自分でお金さえ出せば、
③の絵本作家にはなれるのですから、
あなたには、絵本の自費出版を目指して、
数十万円のお金を貯めることをお勧めします。