弁護士は、「依頼人」の利益を法律の範囲内で最大限に守るのが仕事です。加害者であるか、被害者であるか、原告であるか、被告であるか、は何の関係もありません。 だから刑事裁判では、被告、つまり犯罪を犯した人について、様々なことを調べて事実を把握した上で、その刑をできるだけ軽くして上げるのが本来の任務。一方で民事裁判(例えば、事故を起こした相手にたいして損害賠償請求をする、というような)なら、原告も被告も弁護士をたてます。損害賠償請求なら、原告の弁護士は妥当な請求金額を提案し、その額を取れるように働く。被告側は、その訴えを退けて賠償などしなくてよい、という判決を得るか、せめて金額を減らせるように働く。 また弁護士の仕事には「裁判」なんかまったく関係のない仕事が沢山あります。法律が関係することについて、依頼者に法律の専門家として助言をしたり、依頼者の代わりに手続きをしたりするのも大事な仕事。例えば、遺言状の執行とか、新しく始める事業が何かの法律に違反していないかという調査とか、破産してしまった会社の財務の整理とか。 裁判官は、刑事事件なら検察側と被告側の、民事なら原告と被告の、両方の主張を聞き、提出された証拠をよく調べ、法律に照らして、ときには情状もしっかり汲んで、法律の範囲内で公平な判決をするのが仕事。 まぁ、ドラマには当然のこととして、かなり極端な裁判官や弁護士が登場しますが、特に弁護士の場合は、ドラマなんかとは全く違う、加害者も被害者も存在しない地味なお仕事の方が多いのです。
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 平日勤務で週末はリフレッシュしたい人におすすめ >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る