簿記検定の問題です。

Question

簿記検定の問題です。12月31日仕訳の答えが
借 未収利息 125000 貸 受取利息 125000
受取利息 275000 貸 損益 275000

となっているのですが、なぜ損益が答えになるのか理解できません。

よろしくお願いします。

補足

もう一つわからないことがありました。
なぜ1月1日の答えが
借　受取利息　125000 貸　未収利息　125000
なのでしょうか。

Answer 1

この問題の趣旨は簿記一連の手続きが
最初から最後まで理解出来ているか、
そして決算整理仕訳を切って勘定に転記したら
終わりじゃないよと言う事を受取利息と言う
収益勘定を記入させる事を通して問うています。

簿記一連の手続きは

再振替仕訳
↓
期中取引仕訳・元帳転記
↓
決算整理前残高試算表作成
↓
決算整理仕訳･元帳転記
↓
決算整理後残高試算表作成
↓
決算振替･残高振替仕訳(大陸式決算法)･元帳転記･BS、PL作成
↓
翌期開始記入(英米式決算法)、開始仕訳(大陸式決算法)

決算振替と言うのは帳簿上に費用収益が各元帳残高として
分散している状態を「損益」と言う集合勘定を設定して
その損益勘定に費用･収益科目の残高全てを振替仕訳で費用借方、
収益貸方に集約し、勘定の貸借差額、残高で当期純損益を帳簿上に表す
とともに、その帳簿上現れた損益による純資産の増減、
つまり利益剰余金(繰越利益剰余金)の増減として貸借対照表へ
仕訳を切って振替えて当期の決算を完結させる処理です。

売上原価を売上原価勘定を設定して算定する処理と似ています。
ですので本問の受取利息勘定最後の記入は

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿決算整理後残高試算表

諸資産＿＿＿＿__2,220,000＿＿諸負債＿＿＿＿＿＿_570,000
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿____資本金＿＿_＿＿＿1,000,000
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿____繰越利益剰余金____230,000
諸費用＿＿＿＿__1,680,000＿＿諸収益＿＿___＿＿1,825,000
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿____受取利息＿＿＿____275,000

諸収益＿1,825,000/損益＿2,100,000
受取利息＿275,000/⇒ココ
損益＿＿1,680,000/諸費用1,680,000

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿損益振替後残高試算表

諸資産＿＿＿＿__2,220,000＿＿諸負債＿＿＿＿＿＿_570,000
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿____資本金＿＿_＿＿＿1,000,000
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿____繰越利益剰余金____230,000
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__損益(当期純利益)＿＿420,000

損益420,000/繰越利益剰余金420,000

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿決算振替残高試算表(＝期末貸借対照表)

諸資産＿＿＿＿__2,220,000＿＿諸負債＿＿＿＿＿＿_570,000
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿____資本金＿＿_＿＿＿1,000,000
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿____繰越利益剰余金____650,000

Answer 2

これは決算整理仕訳のひとつです。
決算では、収益と費用の各勘定の残高を損益勘定に振り替えて、当期純損益を計算する仕訳をします。
例えば
売上10,000
受取利息100
仕入7,000
給料2,000
だったとします。
この場合、
売上10,000／損益10,100
受取利息100
損益9,000／仕入7,000
.................給料2,000
と仕訳します。
この仕訳により損益勘定は
借方9,000／貸方10,100
となり、収益が費用より1,100多い状態です。
これは当期純利益が1,100であるということです。

このような計算をするために、解答のような仕訳をします。

Answer 3

3級の問題かと思われますが、決算のときに
費用と収益を損益に振り替えて純利益を算定しますよね？

収益は「借）収益の勘定科目 / 貸）損益」、
費用は「借）損益 / 貸）費用の勘定科目」

この仕訳をして損益の差額＝当期純利益とする作業を
学んだかと思います。

「借）受取利息 275000 貸） 損益 275000」となっているのは
受取利息という収益を損益に振り替えた際の仕訳です。