「資格があると有利」みたいな話、就職の時にはよく聞くと思うんですが、食品衛生管理者の場合は性質が少し違うと思った方が良いです。 食品衛生管理者は「任用資格」と言って、そうですねェ、平たく言えば「会社が仕事を続けるために必要な資格」なんですね。運転免許証とか一級建築士のような資格は、個人が取った資格を免許証みたいに持っておいて、その資格がないとできない仕事に就くわけですが、それとは違うんです。 食品工場、特に食肉工場とか食品添加物の工場など、普通の工場よりも厳しい衛生管理を求められる工場には、「その事業所に必ず1名、食品衛生のエキスパートを置くこと」が義務づけられています。それが食品衛生管理者です。工場を運転するために必要なので、条件に合う従業員を会社が食品衛生管理者に任命します。 任命するためには、食品衛生に関する専門知識を持っていること(大学で必要な科目の単位を取っていること)が必要です。そういう意味で、あなたの大学を出れば「任用資格がある」ことになるわけです。 食品衛生管理者は工場に一人いれば良いので、あなたと同じ様に必要な科目の単位を取って大学を出てきた人がいれば、その人を任命しますので、他の人は必要ありません。 食品衛生管理者として特別な仕事をする場面はほとんどなく、必要な時に講習を受けに行ったりするくらいです。普段は配属された部署で他の人と同じように仕事をします。 そういうわけで「その資格を使って仕事をする」という性質のものではありません。 就職先で「任用資格のある人が他にいない」というような事情があれば別ですが、そうでなければあまり重要視されないと思います。
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