精神科医を医学部から独立して、教育したほうがいいのではないかという質問ですね。 まず、歯科医師になるには、医学部卒業の必要はありません。歯学科で歯科について専門的に学びます。しかし、体全体も一応学びますが、医学部に比べれば、学ぶ量は少ないです。 精神科医になる課程を医学部から分離して、精神医学を6年間学べば、精神医学には詳しくなるが、体全体の知識は少なくなります。やはり精神科医も体のことには周知している必要があると思います。精神科医は歯科医以上に体全身とのかかわりが重要です。そうすると6年間で体全体の医学も学ぶとなると、精神医学を専門に学ぶのは卒後となってしまいますね。 現在でも、臨床心理士という資格はあり、病院で働いていますが、精神医療の一部である心理療法ができるだけです。医師とは履修期間や学ぶ量が違います。
元精神科ナース・元保健師です。 >歯科医師だけ医学部だけでなく歯学部を卒業しないとなれない この文章だと、「歯科医師は医学部卒+歯学部卒」じゃないとなれないと読み取れますが、「歯科医師は歯学部卒のみ」で国家試験受験資格を得られます。 精神科医は、心の病気(=脳の病気)を診断するために「目の前の症状が、身体的疾患から発症しているものなのか、本当に精神的なものなのか」を鑑別します。つまり「身体的疾患の知識もなくては、精神科医療は行えない」ということです。 >6年間心理学部で精神について専門的に集中的に学ぶことで、より精神科医療が発展する 精神について専門的に学び続けることで得られる「精神科専門医」「精神保健指定医」などの制度があります。大概の精神科医は、これらの取得を目指されます。 ただし、医師免許を持っていれば、必ずしも、その科の専門医である必要ではありません。つまり、例えば開業医になる時に、全く畑違いの医師が、精神科を標榜して開業することも可能ですし、精神科医が他科を標榜して開業することも理論上は可能です(「精神科専門医」「精神保健指定医」が精神科・心療内科以外を標榜して開業することは、まず無いと思いますが)。 >臨床心理士や公認心理士と精神科医の違いがもはやありません 精神科に限らず、病気を「診断(病名を付ける)」し、「薬を処方」できるのは、医師国家試験に合格した「医師免許」を持っている方だけです。もちろん臨床心理士や公認心理士はできません。 臨床心理士や公認心理士と精神科医は、全く異なる職種のスペシャリストです。 >近い将来、精神科も医学部から独立して、心理学部を卒業しないと精神科医になれないようになりますか? 以上のことから「ありえません」と結論づけさせていただきます。
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