「警察官」と「検察官」と「裁判官」の違いは何ですか？この中で給料が高いのはどれですか？人気なのはどれですか？この職業にな…

Question

「警察官」と「検察官」と「裁判官」の違いは何ですか？この中で給料が高いのはどれですか？人気なのはどれですか？この職業になる為に難しいのはどれですか？

Answer 1

警察官とは，司法警察職員（巡査），司法警察員（巡査部長以上）で，圧倒的大多数が地方公務員です。警視正以上は国家公務員ですがごく少数しかいません。

検察官とは，検事総長・次長検事・検事長・検事・副検事の総称で，行政機関に属する国家公務員です。

裁判官とは，最高裁長官・最高裁判事・高裁長官・判事・判事補・簡裁判事の総称で，司法機関に属する国家公務員です。

副検事と簡裁判事は法曹資格者ではありませんので，俸給・報酬を比較するのは困難です。
裁判官は，裁判官の報酬に関する法律で，検察官は検察官の俸給に関する法律で定められています。

最高裁長官は，内閣総理大臣・衆参両院議長と同額の約4015万円。
最高裁判事は，国務大臣・検事総長と同額の約2930万円。
東京高裁長官は，約2800万円。
その他の高裁長官は，東京高検検事長と同額の約2600万円。
次長検事・その他の検事長は，約2400万円。
以上の事から，幹部裁判官と幹部検察官では，幹部裁判官の報酬の方が上になりますが，判事・判事補・検事は同額です。
因みに，判事1号・検事1号・警察庁長官は，中央省庁の事務次官と同額の約2350万円です。

尚，検事は司法修習中の検察修習の成績で任検者が決まりますが，判事補は予備試験合格者・司法試験席次上位者で，司法修習の成績が良くなければ任官できませんので判事補任官が一番難しいです。警察官は各種公務員試験の中でも自衛官試験についで簡単な試験だと言われています。

Answer 2

給料
警察官＜検察官≦裁判官

人数としては圧倒的に警察官が多いです。まあそこそこ人気ですが人手不足なので通年採用活動をしていたりします。

検察官と裁判官は司法試験合格後に更に狭き門を通る必要がある(ほとんどは弁護士になる)ため、大変優秀な人のみがなれます。東大法学部から法科大学院に当然のように進む人材など。
警察官はこれらと並べるものではないです。職に貴賎はないですが。
検察官や裁判官は給与が高いので、一般人の倍くらいはもらっています。警察官は一般人並みの給与です。

刑事事件においては、警察官が事件を認識して証拠を集めたり被疑者を逮捕したりして、検察はそれを引き継いで被疑者を裁判にかける準備や裁判の対応をします。裁判官は起訴されてきた被告人について犯罪の成否や量刑を判断します。
裁判官は刑事事件以外にも民事訴訟や家事審判など司法全般を扱います。検察は専ら刑事事件の処理です。