パワハラ労災申請結果が出て、 不支給になりました。 労基署へ理由を聞くと 心理的な部分が『強』に至らなかった。 …

Question

パワハラ労災申請結果が出て、
不支給になりました。
労基署へ理由を聞くと
心理的な部分が『強』に至らなかった。
パワハラというより上司とのトラブルであった。ただ精神疾患を患った理由としては
認められていますが労災支給までに至らなかった。』との事でした。
現在も通院中です。

これで労働審判して勝つ可能性はありますか。
慰謝料請求は可能でしょうか。
今、会社から退職勧奨されてます。。

Answer 1

労災認定されて、訴訟も起こしてすでに終わった者です。
端的にお答えします。

＞これで労働審判して勝つ可能性はありますか。

まず、労働審判や民事訴訟に「勝ち負け」はありません。その人それぞれの価値観で「10万円でも勝ち、100万円でも負け」となるからです。
なので金額ベースで言うと、

＞慰謝料請求は可能でしょうか。

可能は可能です。
労災認定されなくても「パワハラという不法行為があったことは確か」なわけなので、いわば「嫌がらせをされた心の損害への慰謝料」は請求できますから。

労災認定があれば心の慰謝料以外に、休業補償とか逸失利益とかを請求出来て、その部分の金額の方が遥かに大きくなります。
なので認定がなければ額はグンと低くなりますが、請求自体は可能です。

内容がわからないので具体的には争ってみないとわかりませんが民事訴訟なら100～200万円くらいの慰謝料請求をして、最終的に50万円前後くらいの金額で和解、みたいな感じかと思います。
で、同じ額くらいの弁護士費用は必要になりますので、利益的にはプラスマイナスゼロ、もしかしたら赤字かもしれません。

労働審判なら弁護士費用も半額ですが、得られる和解金相場も半額になりがちなので、結局はほぼ利益は無いでしょう。

それでも「自分は何も儲からなかったが、会社に一泡吹かせてお金を出させたぞ」というのを「勝ち」と思える人には「勝ち」です。