麻薬取締官にだけ許されてるおとり捜査はなぜ警察には許されてないんですか？ そもそもおとり捜査って何？

Question

麻薬取締官にだけ許されてるおとり捜査はなぜ警察には許されてないんですか？
そもそもおとり捜査って何？

Answer 1

痴漢と客引きで嵌められて逮捕された経験あります。あれも広義ではオトリ捜査だと思ってます。

Answer 2

おとり捜査の一種である、コントロールドデリバリーは警察でも行っています。1992年に施行された「麻薬特例法」によって合法化されました。

2021年は、41件検挙しこのうち警察は39件検挙しています。

Answer 3

おとり捜査というのは、例えば、麻薬の取り締まりの場合は、
客を装ってプッシャー（売人）に近いて違法薬物を持ってこさせ、おとりの警官が購入したところで現行犯逮捕する、という手法です。

これが、例えば「痴漢のおとり捜査をする」ということになると、女性警官にエロい格好をさせて電車に乗せ、触ってきた男を逮捕する、というやり方になってしまいます。
でも、職務とは言え、触られる役の女性警官は非常に嫌な思いをしますし、そもそもこれを職務だから甘んじて受けろというのは人権無視です。
触ってきた男も、もしかしたらそのエロいおねえさんが電車に乗っていなければ犯罪行為に及ばなかったかもしれません。おとり捜査が犯罪を助長することになってしまったわけです。

なので、おとり捜査は、
・警官の人権を無視したり、危険にさらしたりすること
・本来起きなかった犯罪をわざわざ起こさせる可能性があること
という二点の問題があるので、日本では禁止されているわけです。