簿記3級の利息に関する勘定記入の問題です。この問題について、なぜ損益が84000となるのかがわかりません。 どなたか解…

Question

簿記3級の利息に関する勘定記入の問題です。この問題について、なぜ損益が84000となるのかがわかりません。
どなたか解説お願いします。

Answer 1

◆当期期首（X3年4月1日）：再振替処理
当期7月末に支払う利息（支払額には前期の経過期間に対する金額を含んでいます。）のうち前期の経過期間8ヶ月間（X2年8月からX3年3月までの8ヶ月間）に対する利息40,000が当期の費用として計上されないようにするために前期の決算で計上して当期に繰り越した未払利息勘定の期首残高40,000を支払利息勘定に振り替える処理を行います。
〔仕訳〕
未払利息 40,000 / 支払利息 40,000

※3,000,000×0.02×8ヶ月/12ヶ月＝40,000

◆当期期中（X3年7月末）：1年分の利息の支払い
1年（＝12ヶ月）分の利息の支払額60,000を支払利息勘定の借方に記入する処理を行います。
〔仕訳〕
借入金 3,000,000 / 普通預金 3,060,000
支払利息 60,000

◆当期期末（X4年3月末）：決算整理
次期に支払う利息のうち当期の経過期間8ヶ月間（＝X3年8月からX4年3月までの8ヶ月間）に対する利息64,000を当期の費用として計上するために支払利息勘定の借方に記入する処理を行います。
〔仕訳〕
支払利息 64,000 / 未払利息 64,000

※4,000,000×0.024×8ヶ月/12ヶ月＝64,000

この時点で支払利息勘定には

借方に期中支払の60,000と期末における64,000
貸方に期首再振替による40,000

がそれぞれ記入されていることになるので、決算整理後残高は84,000の借方残高になります。
決算振替（損益振替）においてはこの決算整理後の借方残高84,000を損益勘定に振り替えることになるので

損益 84,000 / 支払利息 84,000

という処理になります。