今年入社してきた方から聞きました。 第3種電気主任技術者試験ってまじで八割近く過去問からしか出なくなったんですか...…

Question

今年入社してきた方から聞きました。
第3種電気主任技術者試験ってまじで八割近く過去問からしか出なくなったんですか....??7年前に取得したのですが本当に勉強キツかったのですが今は過去問暗記するだけで受かるようになってしまったのですか...??
今だいぶショックを受けています。
レベルが高い資格として思っていたので自分の誇りになっていたのですがこれでは格段とレベルが下がっているということですよね。
どなたか最近受けた方で真偽を教えてください。。。
よろしくお願いします。

補足

そしてこれからも過去問使い回し続ける方針になるんですかね？

Answer 1

＞今年入社してきた方から聞きました。
第3種電気主任技術者試験ってまじで八割近く過去問からしか出なくなったんですか....??

いいえ、9割以上です。→たとえば、直近の、令和5年下期試験の「理論」筆記試験では、すべての問題が「過去問からの流用問題」でした。

【参考】
https://www.youtube.com/watch?v=TyxDUcQD4sw

＞7年前に取得したのですが本当に勉強キツかったのですが今は過去問暗記するだけで受かるようになってしまったのですか...??

ざっくり言うと、その通りです。

＞今だいぶショックを受けています。
レベルが高い資格として思っていたので自分の誇りになっていたのですがこれでは格段とレベルが下がっているということですよね。
どなたか最近受けた方で真偽を教えてください。。。
よろしくお願いします。

経済産業省の担当部局が令和元年に出した研究報告「電気保安体制を巡る現状と課題」によると、「このままでは、電気主任技術者がどんどん減っていく」ことが判明したのです。

【参考】

〇「電気保安体制を巡る現状と課題」：
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/denryoku_anzen/hoan_jinzai/pdf/001_03_00.pdf

そこで、電気主任技術者の人数を増やすために、次の大きな改革が行われました。

（１）年1回しか受験できなった資格試験を、2回受験できるようにした。
（２）従来の会場試験だけでなく、CBT試験でも受験可能にした。

CBT試験では「受験者ごとに異なる問題」を出題する必要があります。それゆえ、「膨大な数の問題」を用意する必要が生じました。従来のように、「どの科目も、新作問題をせいぜい18個作れば足りる」、というわけにはいかなくなったわけです。

また、「会場試験の受験者」と「CBT試験の受験者」との間に、あきらかな「有利／不利」の差が出てはいけません。

それによって、次のような大きな変化が起きました。

（３）会場試験もCBT試験も、問題のほとんどが「過去問からの流用問題」になった。

問題自体を見れば、難易度が大きく変わったわけではありません。しかし、試験で出題される問題が「過去問から流用された問題ばかり」になったので、試験対策がとても容易になりました。→質問者さんが嘆かれているように、2021年以前の試験では、「ほとんどすべての問題が新作問題」だったのでとても大変でした。

しかし、今は、過去問演習をきちんとこなして試験に臨むなら、

「2021年以前の電験三種」に比べたら、「現行の電験三種」で合格するのは明らかに容易になりました。その証拠に、試験の合格率（4科目合格者数／受験者数）は、次のように、最近になって急上昇しています。

●「2021年以前の試験」：9％前後
●「2023年上期試験」：16.6％
●「2023年下期試験」：21.2％

【参考】

https://www.shiken.or.jp/news/content1103.html

＞そしてこれからも過去問使い回し続ける方針になるんですかね？

あくまで個人的な推測ですが、しばらくの間（10年～20年）は、「過去問からの流用問題ばかり」が続くと思います。