解決済み
地震で原発はみんな止り予備の火力発電所 で全国発電してると思いますが、原発というのは 止めたから安全ではなく、冷却できてるかどうか ですか?運転してても止まっても。
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訂正と回答をさせて頂きます。 1.原発は全部止まっているわけではなく、福島原発と同じ東電の柏崎原発は通常通り運転されています。日本には55基の原発がありますが、半分以上は通常通り運転されているようです。 2.今の既設は秋と同様に電力需要が低い時期で休眠中の火力発電所を何とか再開したり、被害を受けた発電所を何とか復旧したりして電源を確保していますが、東電管内ではこの夏場や冬場にはこれらではまかないきれない事態となり、10-25%の削減が必要な状況です。我々も出来ることはどんどんやって節電に協力したいものです。 3.原発は核分裂を行って熱を発生させ、その熱で蒸気を水にしてタービンを回して電気を発生させていますが、万一の時にはこの核分裂をしっかりとめることが最重要です。チュルノブイリではこの核分裂が制御・停止できず原子炉が暴走しましたが、福島原発では少なくとも核分裂はしっかりとめることが出来ています。 4.次が核燃料の自己崩壊熱です。ウラン235という核燃料は核分裂とは関係なく自分自身が不安定になり崩壊しその時に熱をだします。この熱で燃料ウランを覆っているジルコニウムの被膜が高熱になり、水と反応して水素を出したり、自らを溶かしてしまって、その溶けだした高温の金属で圧力容器を傷つけたりします。こういう現象を起こさせないように冷却し続けることが必要です。 5.通常であれば冷却水を循環させプラントの外に流れ出るようなことはないわけですが、今は循環システムが壊れて冷却した水はあふれ出たり、蒸気として吹き出したりしているようです。 6.そういう意味では自己崩壊が収まり安定した状態になるまで待つ必要があります。
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