タクシー運転手の給料、出勤日数について 質問です 私の知り合いがタクシーの運転手になったのですが、その人によると…

Question

タクシー運転手の給料、出勤日数について
質問です

私の知り合いがタクシーの運転手になったのですが、その人によると、
・ひと月の出勤日数が12日
・勤務時間24時間(内4時間は仮眠)
・最初の数ヶ月は一定の給料を支給
・以降は歩合制
と聞いております。

そこで質問なのですが、
1.この出勤日数、及び勤務時間はタクシー業界では妥当なのかどうか
2.定額支給の給料、及び以降の歩合制は平均いくらなのか
というのをお教え下さい。

タクシー運転手は体力的にも、金銭的にもキツいと聞いていますので少々心配で質問させて頂きました。
タクシー運転手の方やタクシーの仕事に関係のある方、もしくはタクシー運転手の知り合いがいらっしゃる方、回答の方、宜しくお願い致します。

補足

お二人の回答でかなり把握は出来ました。ありがとう御座います。

その二つの回答を見て、さらに疑問が出たのですが、タクシー会社では労働基準法は考慮されてないのでしょうか？また、労働基準法についての見解などはどうなって居るのでしょうか？

度々申し訳御座いません。

Answer 1

1.この出勤日数、及び勤務時間はタクシー業界では妥当なのかどうか

>ひと月の出勤日数が12日・勤務時間24時間(内4時間は仮眠)

まず、１日（始業時刻から起算して２４時間をいいます。以下同じ）の拘束時間は１３時間以内を基本とし、これを延長する場合であっても１６時間が限度です。

ですからこれは完全にだめです。直ちに当局に通報して行政指導をさせましょうというレベルです。
また、これだと1か月の労働時間が大幅に超えてしまうので、これも当局に通報するレベルです。
この会社はだめですよ。

2.定額支給の給料、及び以降の歩合制は平均いくらなのか

>最初の数ヶ月は一定の給料を支給

時間外手当が膨大になっているはずですが。

>以降は歩合制

完全歩合制ということであれば論外です。
話になりません。
何かを論じるレベルではないです。

>タクシー運転手は体力的にも、金銭的にもキツいと聞いていますので少々心配で質問させて頂きました。

ここはだめですよ。すぐに辞めるか、当局に通報するかですね。

>タクシー会社では労働基準法は考慮されてないのでしょうか？また、労働基準法についての見解などはどうなって居るのでしょうか？

少なくともこの会社では無視しているようですね。

http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kantoku/dl/040330-12.pdf

このURLをみてください。厚労省の指針が出ています。
これを順守していないのであれば問題ということになります。
この会社の12日出勤というのはまだ良いのですが、24時間連続での拘束が問題なのです。

Answer 2

勤務日数と時間について。admiralyangwenriさんが答えておられるのは、隔日勤務者「以外」の基準です。

月に12勤務の隔日勤務者は、拘束時間は基本的に、 kotoursmasterさんがお答えの通りで21時間です。

しかし特例として、車庫待ち等の運転者(ほぼ無線以外の仕事がないという意味だと思います)は夜間4時間以上の仮眠を取ることにより24時間まで延長できる事になってます。(それでも１ヶ月に７回以内)

法律上は既出の「労働基準法」と「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」により定められています。

Answer 3

隔日勤務では、基本１６時間＋休憩３時間＋残業２時間＝２１時間が最大です。

「仮眠時間」がどの様なものか分かりませんが、休憩時間とは区別されているんでしょうかね？

月１２出番はごく普通です。

給料に関しては地域や会社によって全然違うので何ともいえませんが、未経験入社だとよくあるパターンです。

入社後半年は３０万円支給、それ以降は通常の給与計算による、なんてのも、これまたよくあるパターンです。

その「通常の給与計算」ってのは、まあ実質完全歩合なんですが、給与明細には建前上いろいろ割り振られて記載されますので、書類上問題はないようになっています。

質問の内容は、業界ではそれほどおかしな例ではありません。
慣れるまでは体力的にも精神的にもキツいです。
ですが、ハマってしまう人も少なくないですよ。
本人の仕事に対するモチベーションや取り組みかた、意識を高く持つことです。

補足
タクシーなどの勤務体系は、変形労働時間として労基法でも認められています。
２日分の勤務を１出番で消化すると考えてください。
上の１６時間×１２出番を日勤に換算すれば、８時間×２４出番です。
賃金の算出方法などを絡めて考えると、違法性に関してはグレーゾーンですが、建前上は違法ではないのです。