日本語教師資格について

Question

日本語教師資格について大学で、外国語学部日本語学科(国語としてではなく外国語としての日本語)。
大学院で中日語文学科日本語教育研究室、学院取得済。
海外で約2年、学校機関で日本語教師経験あり。
※日本語教師養成講座による日本語教師資格なし。

上記の条件で、｢日本語教師の資格を持っています｣と言えるのでしょうか？

Answer 1

言えます。

資格については一般的に「日本語教師の資格」言われているものがありますが、それは日本語教育振興協会（日振協）が定めている資格のことを指しますが、その中で「大学で日本語教育に関する主専攻、副専攻を修了した者」という項目がありますが、特に科目名は指定されていません。下記のように必要最低限の単位数が指定されているだけです。「日本語教育専攻」のような名前がなくても、大学側が「日本語教師養成コース」のような感じで、副専攻相当として開講している大学もあります。

参考

（教員の資格）
１１ 日本語教育機関の教員は次の各号の一に該当するものとする。
一 大学（短期大学を除く。）において日本語教育に関する主専攻（日本語教育科目４５単位以上）を修了し、卒業した者
二 大学（短期大学を除く。）において日本語教育に関する科目を26単位以上修得し、卒業した者
http://www.nisshinkyo.org/

ちなみにこの「資格」は国内の日振協認定校である民間日本語学校の教師応募の応募資格にすぎませんので、国内外の大学などの公的教育機関や海外の民間日本語学校では特にこの条件が必須というわけではありません。

国内外の多くの教育機関で、この「資格」が参考にはされてはいますが、国家資格や免許のようなものではないので、どこの教育機関でも「資格があります」と言って、通じるわけではないということは頭に置いておいた方がよいでしょう。