農業用機械は農家で共同使用できないのでしょうか。 農業に全く関わったことの無い人間の素朴な疑問です。 農業の…

Question

農業用機械は農家で共同使用できないのでしょうか。

農業に全く関わったことの無い人間の素朴な疑問です。

農業のコストを調べると大型の機械代が物凄く高く感じました。この機械を複数の農家で共有したりはしないのでしょうか。
時期がかぶるなら少しずらして使い回すなど出来ないのでしょうか。

投資しなければならないコストが高い割りに、商品は安く、農産物を育てるにも時間がかかる、需要と供給で価格決定権が無いなど、とても必要な産業なのになんだか可哀想だなと思ってしまいます。

農業に詳しい方教えてください。

Answer 1

物によるけど使用頻度少ない物は共同購入・使用してますよ。
一家に一台持ってないと仕事にならない物もたくさんありますが。

Answer 2

他の方がすでに回答されている様に、共同使用していますよ。

主に「機会利用組合」や「営農組合」などという名前で、
高価なコンバインや乾燥機などを共同利用している例が多いです。

Answer 3

８軒で田植え機を共有してますよ
以前は１２軒で２台所有してました
４軒は共有が面倒だということで自前で買ってる
（米主体の農業じゃないので面積が知れてる地域）

玉葱のプラグ苗用に歩行式の葉切り機を共有し
定植機も何軒かで共有してます
私はこの共有機の払い下げ品も使ってます
（年収の半分が玉葱なので買う人は増えてきた）

荒起こし用のアタッチメントが付いたトラクターを
共有してましたが故障して廃棄になりました
（この機械は使うタイミングはまず被らない）

平成の初期までは何軒か集まって申し込めば
共用の農機の購入に多額の補助金が出てました
最近はまとまった農地（３０ｈａ）があって
参加者が全員、営農組合に入れば補助は出ます
ただし指定された裏作をこなさないと営農組合
は設立できないし存続が難しくなってます

個人間の約束で特殊な機械を購入する事もあるが
誰が壊した？が原因で最近減ってきてます
コンバインの刃を痛めると月給分くらい飛ぶので

農家も悪いんです、縛りの緩い時期に名義貸しを
横行させそれが問題になり制度が無くなった
実質一軒しか必要でない農機を補助金充てこんで
グループで買ったようにしてた、自業自得ですね

Answer 4

多くの作物は時期が重なりますから無理な農機具は多いです。
例えば田植えの時期はどこの農家も田植えだからね。
よって共有できるのは親戚が集まって協力する形つまり
小規模農家のみが自然と多くなります。
ちなみにその場合は農作業も共同で行われています。
つまりお互い労働力の足りない部分も補填しているだけだね。

ただ、この場合も壊れた時もめるんだよね。
それに燃料費以外にも消耗品もあるからね。

そもそも農家って一軒一軒が別々の経営者です。
全員が一番、いい品質のものが収穫できるいい時期に
都合よく機械は使いたいわけです。天気も影響します。
ほとんどの農産物は計画生産できませんからその点でも難しいのです。
だから共有運用はかなり難しい話だよ。

まぁー精米機など使用頻度が少なく使用に緊急性のない
小型農機具は区で共同購入されたりしてますよ。

トラクターやコンバインなど大型のものはそれなりの規模の
農家ではまず無理だね。
だって農産物の成長や天気はこちらのスケジュールに
合わせてくれませんからね。
農産物の成長や天気に合わせて農機具が揃わないと運営は無理です。
ちなみに兼業農家ならできそうに思われますが兼業農家の多くは
サラリーマン。土日祝日に利用日が重なります。
だからその点でも難しくなりますね。
よって兼業農家の場合は設備を持つ、専業農家に作業依頼
する事が多いよ。
つまり苗作り、田植え、稲刈りの下請け丸投げですね。
兼業農家がしているのは土手の草刈りだけ、、、って
こういう米農家というか農地地主は結構多いよ。
ちなみに専業農家にとってはその作業受託も多くな収入源です。

本当に機械代考えコストを考えるのなら下請けに丸投げするか
設備を大規模化し耕作面積増やすかどちらかです。
共用は機械にもよるけど非効率です。

簡単にいえば会社で社用車買う場合、他社と社用車共用するか？
っていえば普通はしないでしょう。
社用車買わずレンタカーやタクシー使う方選ぶでしょう。
事業ですから必要なときにすぐに使えないと意味ないのです。
それと同じです。