お世話になります。長文になります。 父と２人で家業として建築板金をやっています。 父ももう年齢を重ねて自分が継い…

Question

お世話になります。長文になります。

父と２人で家業として建築板金をやっています。
父ももう年齢を重ねて自分が継いで行くことに現実味が出てきて色々考えております。自分自身、現場系の足場や玉掛け職長などの資格は持っているのですが、建築士や技能士や施工管理技士などの管理系の資格は有しておりません。

そこで、現在父の事業所となっている会社を継ぐにあたり、必要な管理系の資格についてご教授頂きたく質問させていただきます。

父は建築板金一級技能士です。ですのでその資格で事業所を営んでいるのですが、これを継ぐとなると、一級技能士か建築士、施工管理技士などの資格が必要と思います。

そこで、まずは施工管理技士の２級を受験しようとおもいますが、２級の施工管理技士で事業所自体を私が継ぐことが可能でしょうか？
やはり一級施工管理技士でなければだめでしょうか？

自分で現場に赴いて施工するのでいずれは一級技能士の取得を目指していますが、とりあえず事業所を継げるように２級施工管理技士で継げるのであればまずはそちらを受験しようと思っている次第です。

２級施工管理技士だけでは事業所を継げないのであれば、やはり一級技能士の取得が急務ですが、建築の専門学校で２年間学んでいたので施工管理技士の方がとっつきやすく感じます。

ちなみに私の実務経験は１０年になります。一級技能士をすぐに目指せない理由としては、一度も展開図を描いた事も見たこともありませんし、実技試験課題の製作物も見たことがありません。

父はかなり昔に取得したので今の試験内容とは違っているだろうし、かなり忘れている。と言っているので技能士のほうはまずは事業所を継げる他の資格を取って、技能士の受験に余裕をもって挑みたいと思ったわけです。

質問の要約をさせて頂きますと
実務経験１０年の私が父の事業所を継ぐにあたって２級施工管理技士の取得でとりあえず継げるか。
不足であれば他にどのような道があるのか。

１級技能士を取得する方が手っ取り早いと思いますが、２級技能士も受験したことない自分ですのでまずは２級技能士取得を目指すべきか。

以上ですが、最終的に志すところは一級技能士ですが、とりあえず今は事業所を継げるように２級施工管理技士を…と悩んでいます。

人生の御先輩として、同業種の御先輩としてどなたかアドバイス頂けたら幸いと思います。

ちなみに組合などには所属しておりませんし、僻地住まいで他の板金屋さんとの繋がりもほぼ皆無です。

長文、最後まで読んで頂きありがとうございます。

Answer 1

事業を継ぐということですが、継ぐだけなら何も要りません。電気工事や消防設備のように資格がないと施工出来ないものでもないですから。

実際に仕事をするのに建設業許可が必要でこれを継ぐのならば、
経営業務管理責任者の要件のほうが難しいです。役員や自営の証明を心掛けていないため多くの問題が起こります。ワザワザ支配人登記をしたりするのが流行しているくらいです。

色々とクリアしなければならないことがたくさんありますけど、質問の本筋となる資格のほうに移ります。

事業を継ぐのならば２級建築施工管理技士のほうが優先というのが建設業では通例です。これに絞るよりもセコ管と技能士の両方を目指したほうがいいと思います。いつ受験するかとかより、両方の学習をすぐにでもやったほうがいいということです。セコ管と技能士の学科は一般問題が同様の学習で事足ります。技能士学科の専門的な問題はそれなりに広く深いところがあるものの、これをやっておけばセコ管の仕上げの問題ははるかに格下です。

技能士の実技のほうが心配だと思いますが、各都道府県の職業能力開発協会などから最新の問題のコピー販売で入手して検討してみて下さい。各地でそれぞれの団体などが講習会などをやってますから参加や加入も必要です。地元にない、遠いとかのことはよくありますが、
橋の塗装の技能士は東京だと試験自体をやってないので、
受験は埼玉か神奈川、
講習会は全国的に名を知られた愛知県岡崎市で開催されるものに参加するのが基本になっています。
仕事に絶対必要というものでもないのですが、やはりあったほうがいいというので、皆さん夜行バスや前日泊などを工夫しながら講習参加や受験をしています。

なお、技能士の受験は実務経験１０年ならば、学科は１級を受け、実技は２級でも１級でも好きなほうを選べばいいと思います。