管理栄養士の国家試験合格率は何故あんなに低いのでしょうか。 よっぽど難しいのですか。

Question

管理栄養士の国家試験合格率は何故あんなに低いのでしょうか。
よっぽど難しいのですか。

Answer 1

管理栄養士を受験するためには、修業年数＋実務経験の合計が５年以上必要です。
４年制の学校を卒業したならば、その後１年の栄養士実務経験が必要ですし、
２年制の学校を卒業したならば、その後３年の栄養士実務経験が必要です。

４年制の管理栄養士課程修了の新卒では、全国平均約８０％程度の合格率で、
しかし、その他は約１０％程度と言われています。
(大卒の合格率)http://www.es-academy.com/es-paper/shingaku-11.html
(全体の合格率)http://www.medicmedia.com/eiyou/kokushi/reality/index.html

なぜこの合格率の開きがあるかというと。。。
４年制の管理栄養士課程では、短大や専門学校では省略されるような分野までを
しかも４年間の指導を受けられるからです。
しっかり学習した後に栄養士として１年現場へ出ても、ほとんどの内容をまだ忘れていません。
４年間使った教科書で復習することが「受験対策」となりうるでしょう。

一方、２年制の課程修了者は、３年の現場経験を積まねばなりませんから、
卒業後３年間も経てば、学校で学んだことはどんどん忘れていきがちですし、また、
学校から離れた環境で絶えず最新の情報や傾向を捉えていくのが難しいでしょう。
日々の仕事に忙殺され、勉強時間が確保できないという傾向もあるはずです。
まして３０代４０代ともなれば、大学で学んだ知識はほとんど忘れています。

ということで、
受験資格を満たしたら、できるだけ早い時期の受験が良いかと思われます。
また、受験生(学生)としての立場を離れて長い方ほど、
予備校・資格学校・対策本等での受験対策が必要でしょう。