解決済み
自分は理系志望ですが、経済学部などの存在価値がわかりません今の時代はコンサルとか金融機関でも理系が半数を占めてるとか聞いたりするのですが、 もし本当なら、経済学部って何なんでしょうか? 今まで、理系の勉強をしてきたので、文転はあまり考えたくなかったのですが、文系職でも理系が多いと聞いて 安心した一方で、文系に進学する意味がわからなくなります。 でも、どちらかといえば理系(工学部)よりかは経済学部などを出たほうがいいのでしょうか? コンサル・金融系を考えてるものです。 普通なら企業とかも理系よりかは経済を勉強した人を採ったほうがいいのじゃないかと自分は思うのですが・・・
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文系・理系という括りよりも、自然科学と人文・社会科学という括りで考えた方が、より正確な議論になるかと思います。 人文・社会科学の存在意義についてですが、 例えば、今話題の「定額給付金」についてその経済的効果を議論する際には、経済学的スキームやアプローチが必要になります。そうしたアプローチに数学を使うケースが多々あります。 例えば、国民年金の制度設計を考える際、負担と給付のバランスや、物価変動、世代間不公平の是正などを図ろうとすれば、政治学的・経済学的な思考が必要になります。 例えば、民主主義という政体を、国民にとって、社会にとって、より有意義で効果的・効率的なシステムに修正・補正していくためには、歴史学から学ぶ知見、政治思想や人間心理などの社会学的視点、国民幸福の定義付けなど哲学的なアプローチさえ考える必要があるかもしれません。 工学部を初め自然科学系の知識は、その知識をそのまま企業業務で活かせるケースが多いと思います。 経済学部で学ぶ知識は、社会をより深く理解する一手段になるだけであって、ビジネスの世界で即活かせる知識ではありません。 ただし、様々な制度設計の基本概念やコンセプトづくり、矛盾・無駄のない企画立案をする為には、背景知識として欠かせない学問でもあります。 企業活動を円滑に行う為には、自然科学も人文・社会科学も両方必要な場合がほとんどです。 コンサル・金融は特にその両方の高度な応用が必要になると思います。
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