普通に課程博士に行くとお給料は基本的にはもらえない(優秀であれば学振や大学のプログラム等でお給料をもらえる学生もいるが)ですが、社会人ドクターは会社からお給料を貰って生活が保証されている上で博士号取得を目指せるのがメリットです。また、会社から博士号取得を勧められた場合は、会社が学費も出してくれます。 一方で、普段働きながら自分の研究を進めるのは想像以上に大変です。仕事が終わった後や休日を使って研究することになります(実験しなくても良い分野、例えばPCさえあればできる計算系などの分野なら家でやれるから楽かもですが)。博士号取得には大学で定められた要件を期限内に満たさなければならず、要件はだいたい学術論文を1〜3報程度(学部や専攻によっても違います)出すことです。ですから、修士までに論文を出したりある程度の目処が立った上で、同じ研究室で社会人ドクターになるのが近道です。あとは、会社から学費を出して貰った場合、何かあっても当分はその会社を辞めずらくなります。 わたしが知っている企業で最近でも社会人ドクターを支援しているところは、日立や島津などです。 まずは、博士まで研究を続けてみたいと思えるような面白い研究テーマや素敵な教授に出会えるといいですね。
以前は社費で大学院学費を出すところがあったが、最近は自費で学費が多い。会社として、その研究ノウハウが欲しければ先生と共同研究をすれば良いことだし、最悪買えば良いので、社員をわざわざ出して習得させるメリットが少ない。博士号保有者はキャリア採用枠なので。 なので、自分のプライベートな時間とお金を使って大学院に行く事になる。ただ自費なら、会社としては了解してくれるところは多い。 メリットは、ストレートな学生ではなく会社経験を評価してもらい入学するので、社会人枠があれば、若干入学しやすい。ただ一般受験したら、それは関係ない。 デメリットは、時間の捻出が大変。ドクターなので講義は少ないだろうが、気に入った講義を受けたければ休暇やフレックスでないと受けられないし。
工学部の元教員です。過去30年間で,社会人ドクターというのは 職場である程度の研究業績があって,願書を出す段階で, 少なくとも数編の論文を学会論文集等外部査読のある論文集に 出版している人だけでした。そして,入学時点で,既に博士研究 の目途がある程度立っている人じゃないと受け入れません。 だから,速い人は,1年で期間短縮修了(いわゆる飛び級)で 学位を得る場合もあります。だいたい極端です。研究計画が 間違っていて途中であきらめる人か,2年以内に学位を取得する か,どちらかですね。米国のPhD プログラムにいる社会人とは 全く異なる概念の学生ですから。
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