就職迷走しています。

Question

就職迷走しています。大学を卒業して1社（テレビADで体調を崩し退職）、2社経験し、2社目で感じた社会問題に専門的に携わろうと学校に入り直し、学生中色々携わったものの、「向いてないな」と思い今に至ります。

専門職技術職のような手に職をつけようと思ったのですが、飽き性でめんどくさがりなので、なんでも効率的に回そうと思いもどかしくなったり、、。

周りに就職相談するのですが、「何でもできてしまうから悩むんだろうね」とか「どこ行ってもやっていけるでしょ」と言われて、嬉しい反面、好奇心旺盛すぎる自分がなんなのか何がしたいのか分からなくなってきました。

もうこれ以上転職続けたくないし、自分の天職を見つけて没頭したいです。。

どうしたら良いのでしょうか。。

Answer 1

元採用担当のおぢさんです。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。

>もうこれ以上転職続けたくないし、自分の天職を見つけて没頭したいです。。

厳しいようですが、天職なんてほんの一握りの人しか就けません。ですから、多くの人は部分的な我慢をしていたり、給料のため、家族のために働いていたりします。そういう人のほうが多いという事実を受け入れましょうか。そして、それ以外のごく一握りの人しかたどり着けない天職の存在を「就職しない理由」にしてはいけないとも思います。

少しだけ就職感の講義（新入社員研修用）になります。

仕事にはいくつかの指標があります。最初の指標は一番わかり易い「やりたいこと」です。そもそもやりたいこととは、お金を支払ってやる趣味が一番面白いわけで、それよりも仕事が面白いと言える天職だけが例外と言えます。また、やりたいことというのは蜃気楼みたいなものの場合が多く、実際にやってみると思ったほどではないことだったりします。ゲームや本でも、おもしろそうだと購入しても途中で止めることがありますよね。それくらい、儚い未来予測でしかありません。おそらく、このへんは痛いくらいわかっておられると思います。

次の指標は「やり続けられること」です。それほど面白くはないけれど、やれと言われれば結構長時間できることってありますよね。体力ある人ならジョギングとか、片付けは嫌だけど料理はできるとかですね。

三番目の指標は「他人よりもできること」です。じつは最初の「やりたいこと」とも関わりが深い指標で、多くの人がやりたいなと思っても、実際にはなれないのはこの指標のためです。わかりやすいのは歌手やプロスポーツ選手がそうですよね。

私のお勧めは、ずばり「（自分が）やり続けられること」を探すことです。周囲からは器用だと評価されるようですが、それはお若い方＆一般人としての評価のはずです。何かを長期間やらなければ行けないプロレベルって存在するわけで、器用貧乏のままで年令を重ねるのは非常にもったいないのかなと思います。やり続けられる仕事であれば、必ず成長もついてくるでしょうし、それに合わせて条件待遇も上昇していくはずです。

具体的な探し方ですが、まずはこれまでの職歴や経験を通して、「やりたくないこと」「やり続けるのがむりなこと」を明確にしていきましょうか。光と影のどちらかがはっきりすれば、その反対側もある程度見えてきたりします。リクナビ・マイナビ2025でもよいので、自己理解と職業理解を少しお進めになってはどうかと思います。

また、ご自分だけで悩むのは限界がありますし、多少でも自分の想いがアウトプットができる状態になったら専門家に話を聴いてもらいましょうか。わかっているつもりでわかっていないのは自分のことだったりします。相手があって話していくうちに明確になることもあります。若者ハロワやジョブカフェなら無料で使えますから、何度か尋ねてみましょう。もちろん、相談員さんもいろいろおられて相性があるでしょうから、１・２度で短気を出さずに、何度か通ってみるのが良いかと思います。