官僚は、政治家の国会答弁の原稿を作成するのも仕事だと聞きました。 これってつまり、政治家に好きなことを言わせられるって…

Question

官僚は、政治家の国会答弁の原稿を作成するのも仕事だと聞きました。
これってつまり、政治家に好きなことを言わせられるってことだから、選挙を介さずとも官僚の政治思想を反映できるってことですよね？その原稿を使う国会当日の深夜というギリギリの時間に、向こうから質問の原稿が送られてくるというケースもあるらしいので、その場合上司が自分の答弁の原稿を添削する暇はありません。
これを目的として官僚になるのを目指すっていうのは、アリですか？高校生です。

Answer 1

答弁案を起案する官僚がせっせと起案したら、上司に決裁を仰ぎます。
その時、政策との相違点など不備があれば突っこまれるし、あまりそうしたことが重なると「できない奴」認定されますので、政策と整合をとり、野党から揚げ足とられず理路整然とした答弁案を書いて、「あいつスゴいな」と評価されるのです。

上司も同じで、下手に決裁して、大臣が突っ込みどころ満載な答弁をして、国会で政策との不一致や理屈が合わないところを野党から追及され、シドロモドロにな答弁になれば、「誰だあんな答弁作ったのは？オレを辞任させる気か？」となり、波紋の大きさによっては伝説として語られ、事案になれば国民からも「官僚の反乱」などと言われ、再起不能なほど経歴に傷がつきますので、そんなことはしないと思います。

でも、そうした規制をされなくても、上昇志向のある人ほど、キャリア官僚になり、さらに昇進すればするほど、せっかくここまで上り詰めたのだから…と、さらに欲を出しがちですよね。デキる官僚になりさらに上を目指したい。
そのためには政府の政策や他の法令との整合性、当該案件に関する過去の申し合わせ事項との両立など、様々な角度からの批判に対して鉄壁の防御がなされた答弁案を作成し、国会での追及者がグーの音もでないほどエレガントな答弁案を作って、一目置かれたいと思うことが多いのです。

もし、今の政策に意見があるなら、政策に基づいた具体的プランを案出する官僚ではなく、政策を作る側の政治家になろうと思うはずです。実際、官僚から政治家になる人は多いですよね。

でも、私の回答は、過去はそうなりがちだった、というだけですので、仰る目的で官僚になってみるのはありだと思います。昇任への不利を恐れず、答弁案を作ってみるのも一興かもしれません。

Answer 2

なし。
深夜の仕事だから上司が仕事をしないと本気で思っているならかなり甘い。

Answer 3

まぁそれをやった時点で間違いなく干されますからね。
そもそも答弁書だって1人で書く訳でないし。

Answer 4

そんな狭い了見の官僚を目指すよりも、官僚や政治家を指導できる専門家になった方がよくありませんかね。
その方が日本のためだと思います。

少し補足すると、
多分貴方が言われる官僚というのは、その昔の上級試験、今の総合職の試験に合格した方の専権事項です。
ちなみに合格者の多くが東大法学部の出身者です。
国家公務員は約３００万人いるそうですが、そのうちのキャリア官僚は１万人強だと言われています。
このキャリア官僚の主な仕事は、国会の対策であり答弁書の作成です。
当然深夜までと言いますが、直接彼らが仕事をするわけではありません。
彼らの部下を拘束して、あごで指示を出して仕事をさせるのです。

ちなみに国会答弁書をそのまま読み上げる国会議員が大半ですが、
安倍元総理や高市議員などは、官僚のシナリオを嫌って、自身の頭で考えた発言をされていました。
だから当然官僚側から見れば、やりにくい政治家ではあったと思います。