免許・資格で言うと、自動車免許。 資格というほどのことでなくても、趣味は多いほうがいいと思いますよ。 介護というと、高齢者施設か障害児者施設か大きく二つに分かれ、それぞれの分野で多種多様な事業形態がありますけど、日常のレクリエーションであったり季節ごとの行事であったり、何か自分の得意な技芸があれば役に立つ場面がたくさんあるので。(楽器演奏、歌、折り紙、絵、習字、手品、料理、等。) わたしは、高齢者施設では少しだけしか働いたことがなく、というか、初任者研修を受けたすぐ後に未経験で特養やデイサービスにパートで入った時は、勤まりませんでした。一緒に働く職員間の人間関係がまず無理でした。わたしからすれば、もうちょっときちんと指導してほしかったのですが、現場にそんな余裕はなく、食事介助は何とかできていたけど、排泄介助と入浴介助はできるようになる前から指導者に怒られ続け、そのことで上の人に相談したことがきっかけで事実上辞めさせられた苦い経験があります。 その後職業訓練で福祉専門学校を出て、障害児者施設で生活支援員をしています。一年目はまだ全然うまく動けませんでしたが、二年目の今は、4年前にはまともにやらせてもらえなかったような、いろんな方への排泄介助や入浴介助を一人前にできるようになっている自分に驚いています(あまり思ったことはなかったのですが、わたしは手先がどうも不器用みたいで、慣れるまでは手技を身につけるのに時間がかかるタイプなので)。やはりどんなに難しい介助でも、先輩職員や利用者さんに怒られながらも1つ1つ壁を乗り越えて、まわりも利用者さん本人にも安心してもらえるような、丁寧かつスピーディな介助がさらっとできるようになれたら、役に立っているなという実感が持てるようになってきます。
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