証券アナリスト 簿記 退職給付会計に関して。 勤務期間:5年 退職給付見込み額:150万円 割引率:3% といった…

Question

証券アナリスト 簿記

退職給付会計に関して。

勤務期間:5年
退職給付見込み額:150万円
割引率:3%

といった問題があるとします。1年目の勤務費用は266,546円になり、それに対する利息は7,996円であり、これらを足しても30万円には満たないと思いますが、どのようにして毎期30万円を計上するのでしょうか

<追加>
私の解釈だと、毎期の勤務費用×割引率でしたが、正しい解釈は、3期目の場合、（1期目の勤務費用と利息+2期目の勤務費用）×割引率ということでしょうか？

Answer 1

>1年目の勤務費用は266,546円になり、それに対する利息は7,996円であり
→これが間違っています。

1年目の勤務費用＝(150万円/5年)×{(1/1+0.03)^4年}
1年目の利息費用＝0円
このようになります。

勤務費用は１年間勤務したことにより発生する費用です。
5年間働くとして、うち１年働いたんですよ。残り４年ですよね。
だから4年の現価係数を掛けるのです。

利息費用は退職債務に対する利息です。
１年目期首の時点では働いていないのだから、債務は０円です。
だから利息費用は発生しません。

これを5年続けると150万になります。