私は一年制専攻科を卒業して、2010年度(2011年3月)の国家試験に合格しました。 その経験から言うと、30歳くらいまでだと選ばなければ就職は決まります。 やはり新卒でも国公立病院や公的病院(赤十字・社会保険病院・厚生連など)などは難しいですからね。 学科長が臨床検査技師から臨床工学技士のダブルライセンスをしていましたが、病院では片方の仕事しかできないので「知識」という面では役立つが、臨床検査技師の「資格」としては役立たないといっています。 (第一回から第五回までは移行期間だったため職務経験があれば実習で資格をもらえた。) 臨床工学技士であっても各個人の得意不得意があるので一概には言えませんが、ポリソムノグラフィ・心電図・血液検査から何が言えるのかが理解しているだけでも工学技士として非常に有用な知識だと思います。医師の言うとおりに操作すればいいというわけであなく、病態生理と医療機器の両方の面を理解していることが重要だと思います。 貴方の場合、五年間の経験があるので一定の知識がありますので看護師云々というよりも「臨床検査技師としての経験をどの様にいかせるか」を考えるとよいと思います。 各検査項目が臨床工学技士が携わる治療(補助)に役立つか考えた場合、次のようになります 心電図はカテーテルアブレーション・ペースメーカークリニック 血液検査項目は人工心肺や血液浄化 ポリソムノグラフィは睡眠時無呼吸症候群の治療⇒呼吸療法でCPAPやBIPAPを使います 医療機器といっても幅広いものがあり、生体計測装置(パルスオキシメーターなど)や治療機器装置(放射線・電気メス・レーザー・除細動など)は臨床検査技師でも習う、もしくは知識を応用できるものもあります。 人にもよると思いますが、臨床工学技士が国家資格として確立する前は臨床検査技師や看護師が兼任していたこともあって、知識を応用できると思います。実際に専攻科に入学する人の中では検査技師が多かったですし。 学科で優秀だった人は、臨床検査技師出身者の人が多かったと思います。 工学系に関しては医療系ができれば残り半分が医療系なので、電気・電子・機械工学が克服できれば何とかなりますし、毎年似たような問題がでているので基本さえ理解していれば国家試験に合格することは可能です。 働き口としては、透析専門病院(クリニック)まで入れれば沢山あります。 最近では病棟の7:1看護の導入によって、透析センターの看護師をできるだけ病棟にもってこようとしている(募集しようにも看護師自体が不足しているため)こともありますし、診療報酬の改定で病院に臨床工学技士を常勤させると診療報酬が請求できるようになりました。 なので、選ばなければ仕事はあるという感じになっていますし、専攻科でも特別な事情(地震の被災・病気)がないなら就職がきまっています。もし入学までに時間があるのでしたら、ME2種を受験するといいでしょう。臨床工学技士国家試験の予備テストのような感じになっていますのでどんなことを学ぶのか把握できると思いますよ。(毎年9月上旬に試験があります)
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