転職のご相談です。現職が、外資系企業であり（転職は今までしたことがありません）、出世コースからも外れ、将来的には居場所が…

Question

転職のご相談です。現職が、外資系企業であり（転職は今までしたことがありません）、出世コースからも外れ、将来的には居場所がなくなる恐れがあります。そのため、コロナ騒動中に転職活動を行い、安定して定年まで勤められるいわゆる日本企業から高待遇で内定をいただきました。内定承諾をしたのですが、現職の退職交渉を行うにあたり、本当に新しい企業でやっていけるのか、体調は壊さないかとか不安がよぎり、最近は食欲も少なくなり、夜も眠りが浅いです。現職は、出世コースから外れたとはいえ、残業も少なく、仕事にも慣れているので苦もないです（後輩に追い抜かれたりして居心地は悪いですが）。また、私は精神的な持病があり、休職はしたことありませんが、服薬しながら、体調も波があるなかで働いています。新しい職場もゆっくり人や業務に慣れて行ってくださいと優しい言葉をかけていただいております。しかし、不安感が日に日に募り、もう一層解雇されるまで現職にしがみつこうかという気持ちにもなってきました。新しい職場は試用期間もないので気楽にいける状況ではあります。こんな状況の私にアドバイスをいただけないでしょうか。内定は承諾してしまったので、ここで断るのはマナー違反だとはわかっていますが、入社後に迷惑をかけるリスクが大きいのであれば断った方が新しい会社にとっても助かると考えています。自分勝手で申し訳ないです。誹謗中傷はご遠慮ください。

Answer 1

転職コンサルとヘッドハンティングに15年ほど従事しておりました。
私自身は日本の大手企業から外資系企業3社を経験し、30代後半で独立しました。

恐らく、「出世コース」がある外資ということは比較的大きめの外資系企業にいらっしゃるのではないかと思います。そのような外資の場合は、外資的な文化と日本人が多い場合は日本的な文化がミックスされた環境にいらっしゃるのではないかと推察します。

あなたの年齢はわかりませんが、現在が1社目だとするとまだ30代以下のご年齢なのかと思いますが、ある程度の期間、外資の文化を経験されておりますと、日本企業に行くと、かなり文化の違いに悩むこともあるのではないかと思います。
無駄な会議が多かったり、年功序列の文化が強かったり、プロパー社員が多く、中途採用の人間が居心地が悪かったり、パワハラやセクハラが当たり前のようにあったり、「同じ釜の飯」を食った人の割合が多いということは、人間関係が密というプラスの面と、学閥や有力者が必要以上に強い権力をもってしまう等のマイナスの面も同時に内包しており、外資から行くと理解できない文化や仕事の仕方も多々あることを覚悟しなければなりません。

実際、私も2社目の外資の後に転職する際に、日本の大手企業の方にもお会いしたのですが、自分の価値観とその会社のカルチャーのギャップがあると感じ、引き続き外資系（米系）企業を選択したことを覚えています。もし、あなたが同じような心配をしていて、現職にもまだ辞意を伝えていないのであれば、日本企業の方には丁寧に辞意をお伝えになれば、良いかと思います。内定先が大手企業であれば、それによって損害賠償などをすることも考えにくいです。ましてや、今はコロナショックで、転職する時期としては、今後の景気悪化のことも考えますのと、最悪の環境です。（その企業の業績によっては、試用期間中で解雇ということもできてしまうような経済状態です。）

あなたが、今の会社でもう少し頑張ってみようと思っているのであれば、内定辞退しても全く問題ありません。外資の場合ですと、本社の役員も数年でかなりの割合で入れ替わりがありますし、それによって日本法人の幹部も定期的に入れ替わったり、M&Aなどで組織変更があることも珍しくありませんので、仮に今出世コースから外れても、今後の実績によっては状況が変わることもあり得ます。断る時には、早めに、かつ理由（本音でなくてもOK）をハッキリと伝えましょう。

Answer 2

内定承諾済みなら、ある程度の賠償も覚悟しておかないと。

それでも断るなら、ちゃんと断ろう。